ブラウンベティ―とはイギリス人なら
誰でも親しみのあるティーポット。
17世紀頃からイギリスで使われ続け、
その丸い形と素材から、最も美味しい紅茶が作れる
ティーポットとも言われています。
多くのイギリス人にとって、ブラウンベティ―とは
おばあちゃんの家にあるティーポットといった印象が。
ちょっと「古くさい」と言う人も。
でもそれがなんとなくほのぼのしく、私は好きです。
イギリスのマンチェスターの郊外で一人暮らしをしていた祖父も
ブラウンベティを愛用していました。
そして先日、念願のブラウンベティ―のティーポットを
ついに買ってしまいました。
祖父母が使っていたのと同じティーポットを使って
美味しい紅茶が飲めるなんて、とても嬉しい。
それに、伝統的なものや古いものが「古くさく」見えてしまうのは、
モノのせいではなく、使い方に原因があるのでは?
何でもそうですが、自分のものにし、自分らしく使うことが大切です。
ブラウンベティーの素朴さが好きです。
家にあるどのティーカップやマグカップとよく合い、
毎日の紅茶であってもお客様用であっても、この一つで十分。
祖父が作った紅茶は一生忘れません。
何か特別なことをしたり、
高級な茶葉を使っていたわけでもなかったのですが
本当に美味しかったです。
母もよく言っていました、
「グランパー(おじいちゃん)が作る紅茶って
ロンドンのどの高級ホテルのアフタヌーンティーの紅茶より美味しい」と。
ブラウンベティ―にその秘密があったのでしょうか。