2012年12月27日木曜日

残ったらパイに!


クリスマスが終わってもまだまだターキー三昧の日々が続いています。
昨日のお昼はターキーのサンドイッチ、
そして夜はターキーパイ。

















残ったターキーとターキーの詰め物、
マッシュポテトとアップルソースとほんの少しだけグレービーソース
をパイ生地で包んだら、まるでクリスマスディナーをそのまま
一つのパイの中に詰めたような感じ。

残り物で作るパイは、ゼロから作るパイの
何倍も美味しく感じるのがいつも不思議。
具が一晩置かれて落ち着き、味も深まるからかもしれない。
それに、美味しいと思ったものを
また違う形にして食べられる楽しみもあるから。

パイ好きなイギリス人は何でもパイにしてしまいます。
ビーフシチュー、クリーム煮、ローストチキン、ミートソース。
残ったゆで野菜をチーズと一緒に包んだヴェジタブルパイ。
お魚をホワイトソースと混ぜたフィッシュパイ。





















冷凍庫に余ったパイ生地さえあれば
あっという間にできてしまうのが嬉しい。

ほかほかなパイ、そしてあつあつのターキースープ。
年末の寒い夜のぴったりの夕食です。

2012年12月23日日曜日

イギリス人流DIY?


子供の頃の写真を見ていた時に見つけたこの一枚。
















父がクリスマスプレゼントに作ってくれたハウスで遊んでいる写真です。

古くなった家の雨戸を使って作ったこのハウス。
壁のレンガはビニールクロス、
ベニヤ板でできた屋根にはペンキで描いた屋根瓦。
窓にはちゃんと透明アクリル板が。
一生忘れない、愛情のこもった素敵なプレゼントでした。

DIYが大の得意な父は週末ごとにうちで何かを作ったり、
修理をしていました。

自分で全てをやることが当たり前の典型的な昔ながらのイギリス人です。
50年近く日本に住んでいる今でもそれは変わりません。
















昔ながらの頑固なイギリス人の家には暖炉はかかせません。
そのため、三浦半島の家の暖炉まで作ってしまいました。
(写真は作業中の父と私達3姉妹+お友達)

何かを作る時には新たな材料を買ってしまう前に
まずは身の回りのものを利用するのが父流DIY
古い建具や廃材、浜辺で拾った流木などを見ると
どのような工夫ができるかを考えるのも一つの楽しみでもあるそう。

父の趣味は木工だけに留まらず、例えば食器を割ってしまったら
かけらを捨てるのではなく、ちゃんと取っておき、
余っているタイルや海辺で拾った貝殻と一緒に
庭のプランターやバーベキューテーブルを飾り付けるための
モザイクタイルとして使ったり、
海岸でガラスのブイ(浮標)を見つけると
それでランプスタンドを作ったり、
父の手に入れると何でもDIYの材料になってしまいます。

父はある意味「捨てる」ということを知らない人です。

でも、モノを捨てないと同時に、ちゃんと有効利用しているところが、
モノが変にたまらない秘訣なのかもしれません。

もったいないことを嫌う父。
使わないモノを意味なく取っておくのはもったいない。
でも使わないから捨てることも父にとってはもったいないこと。
ですから使わないものを、
これから使うものの素材として使うのが父流の考え方。

スケールが多少違っても毎日の暮らしの中でちょっと見習いたい考え方です。

2012年12月18日火曜日

クリスマスの香り


今年のクリスマスツリーにひっそりと隠れているのが
ジンジャーブレッドのクッキー。





















ほんの少しだけなのに、部屋中がジンジャーブレッドの甘くて
スパイシーないい香りに。

ツリー用のクッキーは、香りが広がるよう、
少し多めのスパイスを入れています。

ちょっと辛めだけれどコーヒーと相性がぴったりです。





















子供の頃、母が毎年ジンジャーブレッドのクッキーを焼き、
妹達と一緒にアイシングで飾り付けをするのが楽しみでした。

そして穴をあけて糸を通し、ツリーに飾り付けを。

焼き上がるジンジャーブレッドクッキーの香りを嗅ぎながら
その頃を思い出しました。

これがまさに私にとってのクリスマスの香り。
















子供の頃のツリーは、クリスマスに近づくにつれ
だんだんと寂しくなっていきました。

昨日まであったサンタさんの帽子の形をした
ジンジャーブレッドのオーナメントがいつのまにかなくなっている...

お星さまの形をしたクッキーの一部が欠けている...

見た目と香りに誘惑されてこっそりと食べていた私達。
一個ぐらい、または一個のかけらをちょっとぐらいなら
両親も気がつかないと思いながら。

でも気付いていなかったわけがないでよね。

2012年12月14日金曜日

密かにシンプル


パソコンのラベルソフトを使ってのラベル作りに挑戦。
思ったより簡単でした。
















ラベルは主にキッチンで使用。
冷蔵庫の上の食料のストックが入ったプラスチックケース、

 














そしてガラス容器に。

 














先日、ある人に
「ヘザ―さんのキッチンって、使い込んでいる感じがしていいですね」
と言われました。

確かに使い込んでいます。
一日3回そこで食事を作る以外にも、
パーティーの料理や趣味であるお菓子作りもよくしますから。
でもほぼ普通の家庭並みだとは思うのですが...

12年前にここに引っ越して来てから、
まだリフォームはしていないので結構古いと言えば古いキッチンです。
でも彼女は言ったのは、キッチンがボロボロだとか、
そういったような意味とはちょっと違ったような気がしました
「いい感じ」がついていたから。
ありがたい、嬉しい一言です。

自分に都合の良い勝手な解釈ですが...

もともとあまり好きではないキッチンでしたができるだけ居心地をよく、
そして使うのが楽しい場所にするために
この12年間色々と工夫はしてきました。

食器や食料を並べるための棚や
調理道具を吊るすためのポールを取り付けたり、
手作りも多く、たくさんのものが丸見えになっているキッチンです。
一見、とてもシンプルとは言えない空間かもしれません。





















でもシンプル=モノが少ない、とは限らないような気がします。
どちらかと言えば、モノとの付き合い方ではないでしょうか?
たくさんのモノがあるのはけして悪いことではありません。
ただ、一つ一つのものと上手に付き合っていくことが大切。
ライフスタイルにモノが上手く定着しているかどうかの問題なのだと思います。

ですから、たくさんモノが見えていても
使い勝手が良く、はっきりと分かりやすく、
そして丁寧に置いてあれば
それはそれでシンプルになるのではないでしょうか?

シンプルの本来の意味とは、無駄がないこと。
ただモノを減らすことではなく、無駄を減らすことを意味するのだと思います。
















モノが多くても、邪魔にならないこと。
不便や不自由、イライラを感じなく、モノに振り回されないこと。
モノをとったりしまったり、使うときの動作が少ないこと。
無駄なものを省くだけではなく、無駄なエネルギーも省くこと。
それがシンプルにつながるのだと思います。

それで我が家ではラベルが大活躍。
一見シンプルに見えなくても、シンプルにつながる一工夫です。

2012年12月7日金曜日

沖縄の色々


仕事で一泊二日沖縄へ行ってきました。
沖縄本島の気温は20℃前後。
今の東京に比べたらかなり暖かいです。





















暖かくても、沖縄ももちろんクリスマスシーズン。
滞在したホテルのピンクのオーナメントを基調にしたツリーは
ちょっと真似をしたくなるほど素敵でした。

でもツリーなんて何処にだってあるから本島に沖縄?
と思われても困るので、沖縄の美しい海をイメージするような
きれいな青のやきものもお見せしましょう。

















沖縄にも柿があるんですね。 
ブルーとの色のコントラストがとてもきれい。
やきもの工房のテーブルにさりげなく置かれていたのがまた素敵でした。

そして嬉しいお買い物。
和食でも洋食でも使えるお皿を2枚。
お皿としてだけではなく、フルーツ入れたりして飾るのにも使えそう。





















窯元で出会った一匹の目がとても優しいわんちゃん。
妹が昔与論島で拾い、18年間飼っていたわんちゃんによく似ていて
胸がキュンとしました。






















そして沖縄と言えば豚。
夜、豚しゃぶを食べたお店の壁には蚊取り線香のブタさんがずらりと。
なかなか面白いアイディアです。
















またぜひ、こんどは遊びに行きたいです。