2016年10月29日土曜日

新刊、イベントのご案内

「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり インテリア垢抜けテクニック50」(文藝春秋)が、11月14日に発売します!




モデルは我が家。色の話やDIY、物の飾り方まで、家のあらゆるシーンをご紹介しています。

昨年の12月、このブログや、私のインスタグラムをフォローしてくださっていた
あるベテラン編集者より突然あった連絡がこの本の始まり。

それから、自宅での撮影、DIY、実際の執筆、
そして何度も繰り返した念入りの原稿や色校のチェック。
とにかく「ヘザーらしさ」が感じられる本にしたい、ということから
細かいところまでこだわりました。

「一枚一枚の写真をここまで念入りにチェックする著者さんは初めて」
のようなことまで、カメラマンさんに言われてしまったぐらい!
(Eさん、ごめんなさいね)

原稿も、「ここはこれを書きたい」「これは書きたくない」と
編集のスタッフにもたくさんご迷惑をおかけしました。
(Kさん、Uさん、ご苦労をおかけしました)


でも、最終的にはとてもいい本が出来上がったと思います。
ヘザースタイルの香りがプンプンしてくる本です。

我が家を初めて訪れる人たちはみなさん、
「外国に来たみたい」とおっしゃいます。
でも我が家は普通の日本の建売住宅。


こだわりのアイテム置いたり、色を使ったり、
自分にとって居心地が良い空間にするために所々ちょっと工夫しただけです。
そんな我が家のストーリーが書いてある一冊です。


また、出版を記念に11月29日(火)の18:30より、
東京の渋谷にありますHouzzのオフィスにてトークイベントを開催します。

詳しい情報、お申し込みのリンクはこちらのサイトから。


お待ちしております!

2016年10月25日火曜日

衣替えするかしない?

最近の新しい家ではウォークインクローゼットが当たり前のようになってきました。
憧れのウォークインクローゼットですよね。
海外ドラマを見ると目が飛び出るような美しいクローゼットも見かけます。
まるでブティックのような。

Possum Creek House

我が家にはウォークインクローゼットはありません。
寝室にあるクローゼットは主人が使っていて、
寝室の隣にあるゲストルームのつもりの部屋に大きなクローゼットを置き、
そこが私の「ウォークインクローゼット」。
ウォークインクローゼット兼物置兼ゲストルームのような部屋ですが...

収納のコンサルのお仕事で出会うお客様の多くは、
理想としては衣替えしなくても良い生活がしたい、
とおっしゃいます。

年に2回の衣替え、結構面倒ですよね。
一気にできれば良いのですが、今年なんて、
気温の変化があまりにも激しいのと
なかなか時間がなくて今のところまだ、
中途半端な「半衣替え」の状態となってしまいます。



「半衣替え」とは、夏服は片付けていなくて、
秋冬のニットや長袖が入ったケースだけ、
例のウォークインクローゼット兼ゲストルームのベッドの上に開けたまま置いてある、
といった、恥ずかしい状態です。
収納のプロとしてはあまり良いお手本ではありませんので真似しないでくださいね。

さて、ウォークインクローゼットがあれば衣替えをしなくても良い、
それって話では理想に聞こえますよね。
右側が春夏、左が秋冬とか。


確かに、楽そう。
でも一つだけオチがあります。
それは、洋服がずっとかけっぱなしや
引き出しに入れっぱなしの状態になってしまうこと。


衣替えをするのは、着られなくなった服や、汚れていたり色あせていたり、
ただもう着なくなった服を引き抜いて処分する良い機会でもあります。
衣替えをしないで一年を通して洋服がハンガーにかけっぱなしや
引き出しにしまいっぱなしですと、
思い切らないとなかなかそのチャンスが訪れません。
とくに引き出しの服は忘れられがちです。

ですから、本当に衣替えをしなくても良いクローゼット計画が良いかどうかは、
衣替えをしなくても定期的に洋服の管理ができるかどうか次第なのではないでしょうか。

私は絶対に衣替えがないと服は減らないタイプ。
でも、いざ衣替えの時がくると思い切って大量の服を処分します。
年に2回そんなきっかけがあるから服もあふれずに
なんとかクローゼットや引き出しのなかに収まっているのです。

実は洋服だけではなく、例えば夏の終わりに扇風機をしまったり、
季節ものを片付けるたんびにわが家ではものの整理が始まります。

ですので、季節のライフスタイルの切り替えとは本当に大切だと思っています。




2016年10月2日日曜日

秋のりんご

だんだん秋らしくなってきました。
行きつけのりんご店では初ものが入荷され、
久しぶりに少しだけ足をのばしてりんごを買いに行ってきました。


秋冬は毎朝りんごを食べています。
皮ごと食べられるりんご、減農薬でもあって
いつも違う、そのとき青森で獲れたいちばんおいしいりんごが
数種類厳選されて置かれているのでいつもここへ来るのが楽しみ。
試食をしながらそのときに買うりんごを選べるのも嬉しい。
食べるりんご、お料理に使うりんごなど、ニーズに合わせて選んでいます。


今回は4種類。
こうやってティスティングすると、
それぞれの違いが本当にわかるんですよね。
甘いとか、酸味が強いとか、インパクトがるとか、優しい味などなど。
まるでワインを選んでいるみたい。


家からはそうしょっちゅう行ける距離でもないため、
一回に12個ほど買っています。
お店の方もりんごのプロで、まあ12個がだいたい限界でしょう、
とアドバイスもしてくれるので助かるんですね。

帰ったらりんごはひとつひとつ、新聞紙に包んで
冷蔵庫の中で保管することも彼のアドバイズ。


だから我が家の冷蔵庫はりんごでいっぱい。
あっという間になくなりますけどね。

そして、秋を象徴するもう一つ嬉しいできごとが。
友人の画家、橋本シャーン氏から地元の徳島の大きな巣立ちが
たくさん届きました。

橋本シャーン氏といえば、母の本やエッセイの挿絵を書いた
母のお気に入りの画家。
高島屋の紙袋を見かけた方も多くいらっしゃると思いますが、
それもシャーンさんの作品なんですよ。


写真では見づらいけれど、かなりビッグサイズ。
本人も驚くほどだったそうです。

「食欲の秋」が本格的にスタートした気分です。
楽しみですね。