2017年12月28日木曜日

クリスマスツリーはいつまで飾る?




今年のクリスマスはいかがでしたか?

クリスマスも終わり、ひと段落がついたところです。
そうとは言ってもお正月の準備もあって体をよく動く毎日が続いています。

大掃除を終わればお正月の飾り付けです。
そのため、日本ではクリスマスの翌日にはツリーをしまう人も多いようですね。

キリスト教の国々ではクリスマスシーズンとはクリスマスから12日間続きます。
キリストの降誕の25日から12日間後、つまり1月5日の夜がクリスマス最後の夜。
この翌日の6日に東方から三博士がイエスキリストをとずれた
<エピファニー>(公現祭り)といいます。


このエピファニーの前夜の5日までにツリーを片付けるの一般的。
逆に5日以降もツリーを飾りっぱなしは運が悪いと言われています。

そういえば、ベルギーに住んでいた頃、
クリスマスツリーをゴミとして出せる日が決まっていました。
この日に皆さん、一斉に家の前にツリーを出していたのを覚えています。

他にも、12月31日までにツリーを片付けて
新年をフレッシュにスタートするといった説も。
前の年の「お荷物」を翌年に持ち込まないといった考え方です。


この考え方の方が日本人にとっては何となくわかりやすいかもしれませんね。

我が家ではツリーはまだリビングに飾ってあります。
12日目まで待つ年もあれば、早めに片付ける時も。
鉢植えであれば長持ちしますが、
根切りのツリーですとだんだんと葉っぱが落ちてきますよね。

鉢植えでも、床暖で乾燥しやすいのでぽとぽと落ちてくることもあります。
せっかく年末のお掃除をしたのに...

というわけで最近では26日はさすがに早いけれど、
12月31日までには片付けようといった気持ちにもなってきました。

ちょっとさみしいけれど、
お正月までには完全に切り替えて気持ちをすっきりさせる良いですね。



2017年12月7日木曜日

12月も早々に1週間目が過ぎたところ。
余裕な気持ちで今月をスタートしてのに、やはり1週間が過ぎるとやや焦り気味。



クリスマスツリーは今年は早めに買って、
最初はシンプルにライトだけを取り付けて1週間ほど緑とキラキラした光を
楽しみ、今週になってようやくオーナメントもつけてクリスマス本番に突入。


オーナメントは20数年間かけて少しずつ気に入った物を買い足してきましたが
基本は一緒。白とゴールドをベースにしたものばかり。
そこにライトがキラキラと反射してとても綺麗。
我が家は毎年、そんなシンプルカラーのツリーを楽しんでいます。



でもツリーが出来上がったからといってくつろいでいる場合ではない、
と今朝になって突然焦りの気持ちが。


イギリスと日本の文化が混ざっている私としては
クリスマスは完璧なイギリス流に、
お正月は完璧な日本風にやりたいところ。
イギリス人みたいにクリスマスは完璧にやって、
お正月もイギリス流に大晦日にカウントダウン&シャンパーンで騒いで元旦は
寝るだけというわけにはいきません。

逆に、クリスマスはシンプルに、お正月は完璧にということもあり得ないこの私。
なので12月に入ると両方が頭の中でごっちゃ混ぜになってパニック状態になるのです。


そのため、準備のリストを作成しました。
クリスマスとお正月は同時進行で準備は始まりますが、とりあえずやることと
いつまでやるかを決めてのシンプルなリストです。

⚫︎クリスマスのためにやること:
①ツリーを飾る ✔️
②その他のデコレーション(リース、キャンドルなど)✔️
③ターキーを注文 :12月10までに
④ミンスパイを作る :12月22日
⑤クリスマスプレゼントを買う:12月15日までに
⑥食材の買い出し:12月24日


⚫︎日本のお正月のためにやること
①年賀状の準備、投函:12月25日最終日
②年末の大掃除 :窓、水周り、各部屋 12月22日までに
③年末の大掃除 :玄関、仕事部屋 :12月28日までに
④年末の大掃除:換気扇、エアコン、洗濯機 ✔️
⑤お正月料理の準備:12月26日から買い物ぼちぼち
⑥お正月の飾り:12月28日

✔️はまだ少ないですが、これからゴールに向けて頑張ります。
自分のゴールさえ守ればなんとか穏やかな12月が過ごせそう。

みなさんも焦りすぎず、良いペースを決めてがんばってください。

ちなみに、Houzzのサイトでは毎月「暮らしのカレンダー」の連載を
させていただいています。











2017年12月1日金曜日

ヒュッゲな12月を目指す



最近、日本でもよく聞くようになったデンマーク語の言葉「ヒュッゲ」(hygge)。
ヒュッゲとは一言では訳せない、デンマーク人の生活スタイルを表す表現。
「ほっこりした、心地よい時間や空間」のようなニュアンスを持ちます。

キャンドルライトの炎がゆらゆらと揺れる温かなムード。
柔らかなブランケットに包まれ、ホットワインやココアを飲みながら
家族や大切な友達と過ごす、リラックスした楽しい時間。
暖炉の中で薪がぱちぱちと燃える音。
キッチンから香る、ゆっくり煮込んだりオーブンで焼いている美味しい料理、
またはパンが焼き上がる香り。


世界で最も幸せな国とも言われているそんなデンマーク人の
ヒュッゲなライフスタイルを見習おうと欧米でも昨年頃には大ブームとなり、
最近では日本でも話題になり始めているようです。

冬になると日が短くなるデンマークでは、外食をするよりも
家で過ごす時間が多くなります。
家族で食べたり、友達が遊びに来たり。
そしてゆっくりした時間を楽しみます。

なんだか理想な暮らしですね。


ヒュッゲとは目に見えるものではありません。
フィーリングからくるものです。
ほっこりした雰囲気の中でのリラックスした気持ち。
楽しい時に心の底から幸せを感じた時のあの気持ちです。

なのでヒュッゲな暮らしのHow to はありません。
ヒュッゲスタイルのインテリアというものもありません。
自分にとって何が心地よいか考えてみましょう。

私が始めてヒュッゲという言葉を聞いて頭に浮かんだのが
子供の頃に過ごしたクリスマスでした。



キラキラ輝くツリーのライトやオーナメント。
両親が大好きだったビング・クロスビーの「ホワイトクリスマス」の曲。
母の編んだ下手な手編みのセーターを着て、
家族で暖炉の前でボードゲームをしながら笑ったり、
暖炉でマシュマロを焼いて食べたこと。
ソファの上で愛犬のコリー犬、キャンディーがぐっすり眠っている姿。
思い出すと体の芯から温かさを感じ、ついつい笑顔になります。

デンマークではなく、日本で過ごしたクリスマスでしたが、
まさにあれがヒュッゲだったんだなあ、と今になって思います。

そんなエピソードを思い出し、今年の12月は気持ちを楽にして
ヒュッゲの精神を忘れない月にしたいと願っています。

焦らずにtake it easy。
でもやるべきことはきちんとやる。
手を抜くということではなく、一つ一つやることの大切さを
考えながらやるっていうことだと思います。