2012年2月27日月曜日

幸せな犬達


河原近くの芝生の上で転がるのがうちの2匹の一番好きな遊びらしい。



まるで2匹で話し合ってからのように、タイミングよく同時にごろーんと倒れてごろごろと転がるベイリーとボニー。

「行くよ、いち、に、さん!」のようなコミュニケーション、犬同士でできるのかしら?

10秒ぐらい転がってから立ち上がると体中が枯れ草だらけ。


「えへへ」と笑っているような嬉しそうな顔して大満足しているようです。
ストレス解消なのでしょうか? 2匹ともすっきりした顔しちゃって。

「えへへ」じゃないよー!毎回泣きたい気持ちです。
それも一回ではなく、何度も何度も繰り返すのです。他のワンちゃん達はこんなことしないのに、どうしてうちの2匹だけ?


人の気持ちも分からないで。 ベロなんか出している場合じゃないよ、ベイリー。

こんな時犬用掃除機があったらいいのに、と思ったりします。

遊び終わった帰りに橋のレールにつないでブラッシング。
ブラシやコームでの枯れ草落としは大変なお仕事。
これでやっと家の中に入れそう。


文句を言ったり、悲鳴を上げたりしながらもあまりにも幸せそうに遊ぶのでついつい次の日も連れて行ってしまう河原でのお散歩でした。

2012年2月22日水曜日

本が勝手に動いている?

書斎にこのような本棚があります。
壁から10cmほど離れて置いてある簡単手作りの本棚。


部屋の反対側から来る電話やインターネットの受信機の線、コンセントを隠しています。

後ろに隙間があっても上から天板をのせて蓋をしているので分かりません。

本当にシンプルな本棚です。
背板もなく、本が入っていなければ奥の壁まで見えます。
後ろに隠してあるコンセント/ケーブルや機材に簡単にアクセスできるよう、あえて背板をつけませんでした。機材の交換や工事も何度かありましたが、重たい本棚を動かさなくても下の段の本を数冊取り出せば大丈夫。

本が後ろの隙間に落ちてしまったのはこの3−4年でたった2−3回ぐらい。お掃除がちょっとめんどうであってもとくに不自由とは思っていませんでした。

それが、最近下の段の本がよく後ろの方に動いていたり、壁と本棚の間の隙間に落ちていることがあるようになったのです。
何故そうなっているのかよく分かりませんでしたがいつも同じ場所の同じ本達でした。
ある日、原因がクリアに。

犯人はこの子でした。

え?僕?
最近ベイリーのお気に入りの寝場所がこの本棚の横。机の椅子と本棚に挟まれたように寝るのが好きみたい。

先日、熟睡しているベイリーを見ていたら突然ごろーんと寝返りを。
そして脚がすーっと本棚の下の段の中に入り、
本をずずずっと押しているのではないですか。

本をその都度直せば良いことなのですが、この際に背板をつけてしまおうと決め、ホームセンターで板を買い、カットしてもらい、後ろに取り付けました。

問題の後ろへのアクセスに関しては、下の段の一部だけ開けておきました。


そして全体と同じオフホワイトにペイント。

裏は違った濃い色に。
以前に壁に塗ったストライプと同じ、我が家の定番カラーにもなりつつあるチャールストン・グレーです。



どうせ普段は見えない裏側なのに、と思うかもしれません。
本棚は必用に応じて、または気分転換でレイアウトを変えて部屋の真ん中に置き、空間を二つに分けたりすることもあるので裏側に違う色があったらちょっとしたアクセントにもなるかも、と思って一応塗っておきました。下の空いている部分がちょっと間が抜けた感じがしますが、それはその時にまた考えることに。

本は後ろまで押し込めるようになったので、部屋もほんのちょっとだけ広くなったように感じます。お掃除も楽になりそうです。



やっぱり背板がなかったことは知らないところで余計な手間や不便があったんだな、と今になって思います。気がついていなかった小さなストレスが一つ無くなったような気持ちでかなりすっきりしたのがその証拠です。


2012年2月17日金曜日

キッチンの引き出しの中、どうなってますか?


子供の頃からモノの整理が好きで、勝手に家のあらゆる場所からモノを取り出してはまた入れ直したり、別の場所に戻すようなことをして家族によく迷惑をかけていたことでしょう。 
それって「整理している」と言えないかもしれませんね。自分ではそのつもりでしたが。

最もいじるのが好きだったのが調理道具が入った引き出し。お玉からめん棒まで、あらゆる道具がぐっちゃぐちゃに入っていました。何かを取り出そうとすると必ず他の何かに引っかかったり、ガチャガチャとかき混ぜるようにものを動かしながら探しているものを見つけるような状態でした。 

異なる形や大きさの道具がいっぱい、ただ放り込まれたみたいな。



それを、底にきれいな紙を敷き、厚紙など家にあるものを使って仕切りを作ったり、きれいに並べ直すのが好きでした。どうしてか分かりません。道具が好きだったのと、あとは自己満足だったのでしょう。

でもまだ料理もしない年齢だったのでほとんどが何のための道具なのかも良く分からないまま整理していたため、母にとっては一見きれいに見えても結局は使い勝手が悪かったのか、あっという間にまたぐちゃぐちゃな状態に戻っていました。

大人になり、自分でも料理をするようになると子供の頃のあの引き出しのようには絶対にしない、と誓いました。けれども料理をするのが好きになればなるほど道具にも興味を持ち、ついつい買ってしまうように...

なるほど。こういうことか、と母の引き出しが何故あんな状態だったのかになっとく。

数年前に一度整理をした時に全ての道具を取り出し、テーブルに並べたところ、飽きれたことに同じような物が複数もあるものがいくつもあったのです。なぜ缶切りが4つも必用なのか。ワインなんて一度に1本しか開けられないので何故3つもオープナーがあるのか。ヘラやお玉も。コンロ口は3つしかないので一度に使う数だって限られているし。

その時に余分なものは全て捨て、引き出しの中はかなりすっきりしました。
まるで窒息しそうだった道具達が再び息ができるように。
そして昔と違って今は全ての道具が何のためのものなのか良く分かっているので機能別に分けて使い勝手もパーフェクトに。

それでもやっぱり複雑な形をしたものがいっぱいでどうしてもごたごたに見えてしまいます。でも仕方がないことです。 異なった形のものを一緒に収納するって簡単ではありません。


それに、人に見せるわけでもないし....

と言いながらも見せちゃいます。



引き出しの幅が狭いので道具を3カ所に分かりやすく分けています。
主に機能別に、開ける、切る、持つ、仕分けする、の4つのグループに。



残りは「その他」の引き出しに。


やっぱりぐちゃぐちゃに見えますね... 

でも、けして言い訳ではないのですが、英語ではこれをorganized chaosと言うのです。
一見乱雑に見えても実は整理されていることOrganized = 整理されている。Chaos =混乱。

ちょっと矛盾しているような...

そんな我が家でのorganized chaosが調理器具の引き出しかもしれません。
家中がそうだと困るけれど、引き出しの一個か二個、organized chaosであっても良いのではないでしょうか。「暮らしている」って感じがして。




2012年2月14日火曜日

素敵なテーブル

東京ドームでの「テーブルウェア・フェスティバル」に行ってきました。
いつも楽しみなのがさまざまな食空間の展示。今年は母の友人でもあった空間デザイナーの田實碧さんの展示もあり、久しぶりの再会と、テーブルコーディネートを拝見するのを楽しみに出かけました。

ナポリの食卓をイメージされた田實さんのスタンドは外の寒さを忘れさせるような、明るくて、暖かく感じる、本当にまるで地中海にいるような雰囲気でした。



食器のデザインから、サイドボードのキャンドル、サラダサーバー、ナプキンリング、ナイフ置きまで、全て珊瑚のテーマのディテイルがとても素敵。


ディナープレートにのっているのは本物のパスタでできたバスケット。
具を入れてお料理の一部として食べられます。展示ではイタリアの国旗の色のしたかわいいパスタが入っていました。


一番の感激はナイフ置き。実は珊瑚のデザインをしたキーホルダーです。
鍵をつける輪っかの部分まで使ってナイフを固定! なるほどね〜!
このアイディアはぜひいつかお借りしたいです。


ナプキンリングはカーテンのタッセルぶ珊瑚のイメージで作った赤いビーズをつけたもの。



椅子のクッションには貝殻を縫い付けてちょっとしたアクセントに。


細かい部分でのオリジナリティー溢れたアイディアや手作りがとても印象的でした。
お料理がより美味しくなるだけではなく、楽しい会話で盛り上がりそうなテーブルでした。

2012年2月8日水曜日

心温まるカスレ

大好きな大好きなオーブン料理がDelicious Dining Clubの冬のレシピとして加わりました。
今週のメンバー用レシピはカスレ。
真冬の寒い日にカスレの写真を見ただけで体が暖まりそうな感じ。なんて美味しそう!

イタリアで買って来たカンネリーニー豆がちょうどあったのですぐに準備開始。まずは12時間かけてお豆をもどしてお肉に塩して冷蔵庫の中で寝かせました。



前日や数日前から準備を始める料理ってなんだかわくわくしますよね。

でもそのわくわくががっかりに突然変わってしまう事態が。

準備をしていた途中、夫からの電話。

「ごめん。どうしても避けられない接待になっちゃって....

一瞬、ドカーン!と鉄鍋で頭の上をたたかれたような気分。

でもカスレだからこそ大丈夫。準備だけしておけばいつでもオーブンに入れられるから。
「ドカーン!」とはどちらかと言えば、今日すぐに食べられないがっかりした気持ちからきたものでした。

フランス語ではカスレ、英語ではCasserole(キャセロール)。シチューのような、オーブンで煮込むお料理のことであれば、オーブンに入れられる耐熱性容器のこともこう言います。どっちが先だったのでしょうね。

イギリスではキャセロールは「お母さんの味」を代表するような、心も体も温まるお料理です。寒い日に家族でテーブルを囲んでふーふー吹きながら食べる食事であれば、忙しい日によく作る一品でもあります。

“There’s a casserole in the oven for you to heat up when you get hungry”
「オーブンにキャセロールが入っているから食べたくなったら温めればいいからね」。忙しい家庭だったら必ず聞いたことがあります。
日本の「あとは電子レンジでチンすればいいから」と似たようなことですね。

準備だけして、一晩置くことになった我が家のカスレ。



この一晩置いたのがもしかしたらさらに美味しさを増したのか、一日余計に待ったことで感動が増したのか分かりませんが、素晴らしかったです!

Delicious Dining Clubのレシピを使わせていただきましたが、ヘザ―流に一工夫したのはミートボールを加えたこと。昔ベルギーで仲良くしていた家族のミートボールの入ったカスレが忘れられなく、以来ずっと入れてきました。塩豚とソーセージとミートボール。本当にお肉たっぷりです。




二人ではなかなか食べきれない量。翌日のランチを楽しみにできることもこのようなお料理の素晴らしさです!