子供の頃に「好きな色は?と聞かれてた時、
単純に「赤」とか「ピンク」など、はっきりと答えることができたのに
最近は聞かれても答えがすぐに出ないことが。
考え過ぎてしまうからでしょうか?
大人になり、様々な経験を積み重ねて行くうちに
「色」を「もの」と関連づけてしまうからかもしれません。
好きな色は?と聞かれると頭の中でイメージをするのは
ただ単に「色」ではなく、好きなものや好きな雰囲気、
そしてそれによって様々な感情や思い出が浮かび上がってきます。
ひまわりの花が深い意味を持つから
ひまわりのような黄色が好きであったり、
トスカーナを思い出させるテラコッタのような土っぽい色を見ると
自分の中で何か温かい気持ちが湧き上がってきたり、
暑い日に南の島の海のような透明感のある青を想像すると
気持ちが落ち着いたり、
その時の気分やライフスタイルによっても
好きな色が違ってくるのもごく自然なことだと思うのです。
また、「好きな色」と「使いたい色」が違うのも十分ありえるのでは?
世の中にはあれだけたくさんの色があるのですから
見ていて奇麗と思ったり、気持ちよく感じさせてくれる色、
深い想いがある色、
そして自分に似合う色やライフスタイルに取り入れたい色が
それぞれ違うのもまったく不思議なことではありません。
好きな色を一色だけ選ぶのはなかなか難しいことです。