2014年7月10日木曜日

大皿スタイル

大勢でテーブルを囲んでの大皿料理の食事は
ランチョンマットではなく、テーブルクロスを使っています。




















ランチョンマットを使うと、よほど幅の広いテーブルではない限り、
真ん中に置けるお皿の数や置き方も制限されてしまいませんか?
マットが邪魔になったり、料理がたくさんテーブルに置かれると
窮屈に見えたり。

それよりも、一人一人の席にお皿やお箸、ワイングラスなどを並べ、
あとはフリースペースとして使った方がよっぽど効率的、
そしてテーブルもすっきり見えます。

 


















大皿料理が多い時、料理の盛りつけは丸いお皿よりもオーバル形のお皿が活躍。
縦に、横に、またはどこか隙間になど、フレキシブルに置けるから便利です。
いくつかの違ったお料理を一つのお皿にまとめるのも、
オーバルんお方が並べやすいような気がします。
丸いお皿も多少あっても、お料理を全部並べるとなると
我家のデーブルの場合、ほとんどがオーバルに限ります。


























このようなダイニングスタイルはお料理がテーブルの主役。

お花など、センターピースは邪魔になるだけだし、
置く意味もあまりないのでセッティングはシンプルに。

この日はベルギーから友達が一時帰国したため、
我家で昔のベルギーの日本人仲間との女子会。

女子会だからこそ、野菜たっぷりのヘルシーメニューでおもてなし!

2014年7月6日日曜日

待っていてくれたワンピース

今回の香港旅行での一番の買い物は夏のリネンのワンピース

























ベルギーリネンのワンピースです。
アシメトリーで、裾の部分がふわっとバルーンのように
柔らかく膨らむようになっているちょっと不思議な形を
しているところが気に入りました。

実はこのワンピース、昨年の12月に香港へ行った時にすでに
一目惚れをしていたのですが、日本は真冬。
真冬に夏のワンピースをどうしても買うことができなく、
しぶしぶとあきらめたのです。


(↑話は関係ないのですが、ちなみに朝ご飯は毎朝「スターバックス」の
イギリス式のソーセージロールと、チキン&マッシュルームパイを
主人と半分こずつでした。)

今着られないものは今買わない。

オフシーズンの洋服は買わないルールを旅行中に一回ぐらい
破ってもいいじゃない、と思う部分もあったのですが、
感情より理性が勝ってしまったのです。

でも嬉しいことに先日、半年ぶりにそのお店を訪れたら
まだそのワンピースがありました。

そこが個人のブティックの良さかもしれません。
常に商品の入れ替わりがなく、
自分のデザインを大切にしているデザイナーさんが
自らお店に立って一つ一つの自分のクリエーションがどのような人が
手に取ってくれるのか、どんなリアクションをしているか見ながら
自分の世界を作って行く素晴らしさ。

このお店の名前はAnne G. 
香港のスタンレーマーケットにしかないたったの一店舗。
本来はヨーロッパで上質なベルギーリネンを作り、
そのリネンを世界的な一流ブランドに卸している会社だそうで、
その余ったリネンの生地を使って、若手デザイナーのチームを立ち上げ、
自らのコレクションをスタートしたとか。

そのお店が香港のスタンレーマーケットの中に。
(↓そのすぐ横にあるのがリゾートのスタンレービーチ。
珍しく自分の写真をアップしちゃいます)


















半年後でもまだお店にあのワンピースがあったことで
もう悩まず、これは運命の出会いしかないと思い、
すぐ手に取って試着、そしてやっぱり私のために作られたのわ
うぬぼれながら購入。


2014年7月1日火曜日

居心地の良い香港

3泊4日の香港の旅。
半年前に行ったばかりですがまたまた行ってしまいました。





















着いた日は雨が降ったりやんだり。
突然スコールのようにざーっと降って来ては次の瞬間晴れというのも
やっぱり東南アジアに来たな、と思わせてくれます。
降ったらちょっと雨宿り。
やんだら行動を続けるといったパターン。
雨宿りをしながらパブでビールを飲んだり、お店をの覗いたり。
雨はあまり気にならず、そんな雰囲気をエンジョイできるのも
ヴァカンスならではですね。




















香港はあれだけ人が多くいてざわざわとにぎやかでありながら
不思議にリラックスできる場所です。


















自分の中にある東洋人と西洋人がちょうどこの、
アジアとヨーロッパの文化が入り交じった場所で
上手く溶け込めて居心地が良いのでしょうか。
何度も来ているうちに、香港島の高層ビルが見えて来ると
「ただいま」と自分の中でついつい呟いてしまいます。


















二日目からはお天気もよくなり、バスでスタンレービーチへ。
海岸沿いに並ぶカフェテラスでまたまたビールを頼み、
メニューを見ているとフィッシュ&チップスを発見し、
つい先ほど香港そばと大根餅と春巻きをランチに食べたばかりなのに、
夫の顔を覗いて「ヴァカンスだからいいよね?半分こするよね?」と確認。
何故そこで夫に確認をしなければいけないのかは自分でも不思議だけれど、
なんとなくそこまで食べてしまう自分がどう思われるか気になってしまう。


























香港の夏の靴はビーチサンダルに限ります。
地元の人達から西洋人の駐在員夫人まで、
リゾート地であっても、街中の高級ショッピングモールの中であっても、
みんな足にはビーサン。
それなら観光客も!と思い、早速ソポーツ店で歩きやすいビーサンを購入。
やっぱりスニーカーとは全然ちがいます。 あ〜、開放的!
東京でもこの夏はビーチサンダルで過せるかしら?


























あった言う間の3泊4日でしたが、
また次に行ける日を楽しみに、しばらくお別れね、と告げて
東京に戻ってきました。

でも、どれだけ旅行が楽しくても家に帰って来たら帰って来たでホッとしますね。



2014年6月19日木曜日

Seasonal Harmonies-季節のハーモニー

英語でお料理にチャレンジしてみませんか?

お料理サイトThe Delicious Dining Clubの英語版レシピ本(電子本)の
翻訳のお手伝いをさせていただき、先日アマゾンのkindle storeで発売になりました。

本のタイトルはSeasonal Harmonies.
日本の旬の食材の使った「季節のハーモニー」のレシピがいっぱい。

チェフはテレビや雑誌でもおなじみの上田淳子先生によるお料理本です。
上田先生の海外での経験、そして日本人の心を感じられる
シンプルでありながら奥深いお料理を世界中に広げようと思って
始まったプロジェクトです。





















今回は少し遅れてですが、春号から出版。
でもまだまだ食材もお店で見られるので私もお気に入りのレシピを
週に何度も、時にはちょっと食材を変えて工夫したりもして作っています。
なかでもとくにつくるのが「スナップえんどうの白和え」。
初夏にもぴったりとも言えるさっぱりした味をした白和えです。




















スナップえんどうもさくっとして美味しいですが、あまりにも
週に何度も食べたいと思うぐらいなので代わりにそら豆を使っても作ってみました。
美味しかったです。
隣にあるのも同じ本からの「にんじんのたらこ煎り」。
お酒のおつまみを作る時にかなり我家では活躍しているレシピ本です。




















もちろん、この本は日本語ヴァージョンもあります。
詳しくはThe Delicious Dining Clubのサイトでご覧いただけます。

でも英語でもぜひお試しになってみては?
海外のお友達への素敵なプレゼントにもぜひ!



2014年6月14日土曜日

早朝の太陽




















これからどんどんと暑くなり、犬の散歩の時間も段々早くなってきました。
週末の早起きってなんだかのんびりしていですね。
何がいちばんの楽しみかと言えば、リビングの窓から注がれる太陽の光。




















「週末ぐらいはゆっくり寝かせて!」と思ったりしなくなったのは
年のせいでしょうか...

昔から寝るのは早い方です。
だからと言ってけして早起きでもなく、本当によく寝ていました。
若い頃はせっかくの週末だから寝たい、と思うのも
この年になるとせっかくの週末なのだから有効的に使いたい、と
思うようになります。




















平日の朝はドタバタしているのでそこまでのんびりできませんが
週末の早起きの気持ち良さを一度味わってしまうと
もう寝てなんていられません。





















今はとくにそんな季節ですね。
雨さえ降っていなければのことですが...

2014年6月10日火曜日

母、森瑤子の「望郷」

最近、自分にとってもっとも嬉しいことの一つと言えば、
 母が書いた小説「望郷」が今月末についに復刊することでしょう。




















ニッカウィスキーの創業者であり、日本のウィスキーの父とも呼ばれている
竹鶴政孝さんのスコットランド人の妻、リタさんの物語です。 

竹鶴ご夫婦をモデルにしたドラマが秋からも始まるようですね。

「望郷」の始まりはスコットランドで家族と暮らす若い頃の リタさんのお話から。
 そしてやがて、本物のウィスキー造りを学びにスコットランドに渡った
竹鶴政孝さんと出会い、二人は結婚。
 政孝さんはリタを連れて日本へ帰国し、そこから
日本でも本物のウィスキーを造るための苦労が始まります。
そんな夫を慣れない国に住みながら支え続けたのがリタ。
二人の愛で初めて日本で本物のウィスキーが誕生したとも言えるでしょう。 




















竹鶴さんは本物のモルトウィスキーを造るため、
スコットランドに最も気候などが似ているなど 条件が合う場所を探し、
見つけたのが北海道の余市。

その余市へ私も週末に行ってきました。



蒸留所の門をくぐるとまるで別世界に入ったよう。
見学ツアーやテイスティングもでき、
そして敷地内を自由にぶらぶらとお散歩してのんびりと
竹鶴さんの世界を満喫してきました。
 



















今回はちょっといつもと違うテーマになってしまいましたが
この場を借りて母、森瑤子の大切な小説の一つの ご紹介をさせていただきました。
素敵な物語です。
ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

2014年6月2日月曜日

upcycling (and downcycling)

最近、英語のサイトや雑誌でよくupcycleといった言葉を見かけます。
アップサイクルとは、古いものを更にレベルアップして再利用すること。

そこが、素材として再利用する意味を持つリサイクルとはまた違うところなのでしょう。

最近使わなくなったズボン用ハンガー。
どのようにアップサイクルできるか考えてみると
いろいろなアイディアが出て来るはずです。




















我家ではペットの写真を飾るために使っています。
普通のフレームでも良かったのですが、ちょっと変わったことをすると
面白味があって、部屋にも個性が出てきます。
捨てようと思っていたハンガーでしたので私にとっては価値はゼロに近いものでした。
それをピクチャーハンガーとして使うことで価値が上がった気持ちに。
それがアップサイクルというものです。

自分にとっての価値が上がることがアップサイクルの大切なところです。

























アップサイクルの反対がダウンサイクル。
使わなく、使えなくなってしまったものを捨ててしまう前に
もうひと頑張りしてもらうということだと私は思います。
古くなったタオルを雑巾にするのがその典型な例。
そして、昔祖母が新聞に入っていたチラシを切り、
裏面をメモ用紙として使っていたことを思い出します。
昔の人達は今の私達よりも更にダウンサイクルのノウハウがあったことでしょう。

もののクオリティーを上げて再利用するアップサイクルと違って
クオリティーを下げての再利用ということですね。
捨てても良いけれど、エコや無駄を考えて
ダウンサイクルをすることも忘れてはいけない大事なことです。


我家での大きなアップサイクル品は玄関に置いてある家具です。
(これも以前にご紹介したことありますね)
棚と棚との間隔が狭く、文庫本は入るけれど文庫本を入れるには
こんど奥行きがあり過ぎるちょっと中途半端な作りの家具でした。
機能性が低く、色も焦げ茶でものすごい圧迫感があった、
かなり昔、完全に無計画で買ってしまった家具です。


























まず、軽さを出し、部屋と馴染むように白くペンキを塗り、
棚にぴったり合ったサイズを探し、
犬の散歩グッズや玄関に置く小物を収納する家具にアップサイクル。

ネットで upcycling と検索してみるとたくさんの例を見ることができます。
テニスラケットのガットが合った部分に鏡をはめ込んだり、
調理道具で照明器具を作ったり、ドラム缶が椅子に変身していたり。
ユーモアもあっていいですね。

もちろんただ古い椅子のカバーを張り替えたり、
家具にペンキを塗ったり取手を変えるだけのシンプルな変身でも
それが自分にとってのヴァリュー(価値)が上がればアップサイクルになるのです。






















pinterestのページにもお気に入りのアップサイクルされたものを少し
集めてみましたのでぜひご覧になってみてください。

家の中にある溜め込んでいる使わないもの。
なんだかの理由で捨てられないのであればアップサイクル
もしくはけじめをつけるためにダウンサイクルが出来るか
考えてみるのも一つの方法です。