2014年6月10日火曜日

母、森瑤子の「望郷」

最近、自分にとってもっとも嬉しいことの一つと言えば、
 母が書いた小説「望郷」が今月末についに復刊することでしょう。




















ニッカウィスキーの創業者であり、日本のウィスキーの父とも呼ばれている
竹鶴政孝さんのスコットランド人の妻、リタさんの物語です。 

竹鶴ご夫婦をモデルにしたドラマが秋からも始まるようですね。

「望郷」の始まりはスコットランドで家族と暮らす若い頃の リタさんのお話から。
 そしてやがて、本物のウィスキー造りを学びにスコットランドに渡った
竹鶴政孝さんと出会い、二人は結婚。
 政孝さんはリタを連れて日本へ帰国し、そこから
日本でも本物のウィスキーを造るための苦労が始まります。
そんな夫を慣れない国に住みながら支え続けたのがリタ。
二人の愛で初めて日本で本物のウィスキーが誕生したとも言えるでしょう。 




















竹鶴さんは本物のモルトウィスキーを造るため、
スコットランドに最も気候などが似ているなど 条件が合う場所を探し、
見つけたのが北海道の余市。

その余市へ私も週末に行ってきました。



蒸留所の門をくぐるとまるで別世界に入ったよう。
見学ツアーやテイスティングもでき、
そして敷地内を自由にぶらぶらとお散歩してのんびりと
竹鶴さんの世界を満喫してきました。
 



















今回はちょっといつもと違うテーマになってしまいましたが
この場を借りて母、森瑤子の大切な小説の一つの ご紹介をさせていただきました。
素敵な物語です。
ぜひ手に取っていただきたい一冊です。