パンが美味しければ美味しいほど、我家の食事はシンプルになります。
それはパンそのものの美味しさを楽しみたいから。
白いごはんと一緒かもしれません。
お米が本当に美味しいと、おかずも何もいらないと思ってしまうように。
朝の場合はバターを塗るだけ。
それも美味しいバターだったらもっと嬉しい。
夜であれば、チーズやハム、それぞれ2〜3種類ぐらい。
それにナッツとドライフルーツ、あとはもちろん、ワイン。
ベルギーに住んでいた頃、ベルギー人とは
温かい食事は一日に一回しか食べないことを知りました。
お昼にきちっと食べたら夜は軽く、パンにハムやチーズ。
お昼にパンやサンドウィッチなど、軽く食べた場合は夜はしっかりめ。
栄養が片寄ってしまうのでは、と心配な私はどうしても
ハムとチーズにサラダなど、野菜を何か添えてしまいますが
ベルギー人は本当にハムとチーズだけ。
サラダを一緒に出してもあまりに手を付けません。
イギリス人もそうですが、確かにヨーロッパ人、とくに北の人の
野菜を食べる量は日本人と比べてかなり少ないです。
体が必用とする栄養分がちがうのかしら?
先日、初めて東京のル・パン・クォティディアンで
パンを買ってきました。
ベルギーでは昔よくお世話になっていた
近所にあったパン屋さんが東京にまでやってくるとは
夢にも思いもしませんでした。
なんだか懐かしく、2年前にベルギーへ遊びに行った時に寄った、
昔よく行っていたお店での写真を探してみたらありました、ありました。
そうそう、あの時に食べたゆで卵は人生最高のゆで卵でした。
大騒ぎしたくなるぐらい美味しいゆで卵でした。
一個が3ユーロもするかなり高価なゆで卵でしたが
こんなに美味しければ、旅行中なんだからま、いいか、と思って
毎朝2個ずつ頼んでしまったぐらい。
東京のお店のゆで卵はどうだかまだ試していないので分かりませんが、
懐かしいお店の雰囲気、懐かしいパンと出会えて
ちょっとタイムスルップしたような気分になり、嬉しかったです。