連休の雨の日、主人が「今日は洋服の整理でもしようかな」と言い出した。
よほど退屈だったのでしょうか?
通常は私が年に2回の衣替えの時に二人の衣類を整理し、捨てるものは捨て、戻すものはまたきれいに戻し、と新しい季節を迎えている。
でも主人の服は自分のモノのように何もかも勝手にポイポイ捨てるわけにもいかない。
それなので絶対に着るものは戻して、捨ててもいいのでは、と思うようなものはベッドの上に置いて彼にどうするか決めてもらう(本当は一部私が勝手に捨てているモノもあるのですが彼は全く気付いていないみたいです)。
ベッドの上に置いたものは、主人は全く検討もせずにすぐにまたクローゼットや引き出しに戻してしまう。彼はモノを捨てられないタイプの人間。何でもポイポイ捨てられる私のことを全く理解できず、いつも驚いている。
主人:「え==!それ、捨てちゃうの?」
私:「最後に使ったのいつ?」
主人:「え〜?よく分からないけど捨てるのはもったいないんじゃない?」
私:「何がもったいないの?」
主人:「だから、捨てちゃうってことが」
私:「でも使わないんだから」
主人:「使わなくてもさあ、置いておけばいいじゃん」
私:「その方がもったいないじゃない。その場所に何か他のものを置けるんだから。使わないまま置いておく方が場所がもったいなくない?」
「もったいない」の考え方、色々あります。
彼の洋服の整理していて毎回あきれるのがチノパンツの数。全く同じベージュのチノパンツが一足や二足ではなく、3、4、5、6...
「ゴルフの時に必用だから」と彼は言う。
でも毎日ゴルフしているわけでもないのです。毎週末でもありません。多くて月に2回ぐらいでしょうか?
それに比べ、他の服は少ないのです。
洋服を買いに行くとチノパンツばかり買うから。
クローゼットの整理を初めてから一時間半、主人が半地下にある寝室から上がって来た。
主人:「いやー、自分でやると違うねー。何があるかすごーく良く分かるようになるし、捨てるのも簡単に捨てられるし。でもすごいチノパンツの数を発見したよ」
私:「....」(ここ何か言ったら嫌みになりそうなので)
寝室に下り、スッキリしたクローゼットの中に、きれいにハンガーに並んでいる残りのチノパンツ(もうちょっと捨てても良かったのに、と思っても言いません)、そしていらない服でいっぱいになった二つのゴミ袋を自慢げに見せてくれました。
偉い!!!
「それに、自分でやってもう一ついいことがあるって分かったんだ」と主人。
「ヘザ―にやらせると後からチノパンツの数が多いとか、ぶつぶつ文句言われるだけだけど、自分でやると反対に褒めてくれるから絶対にこっちの方が得だってことが分かったんだ」
偉い!!!(?)
というわけで我が家では平和な連休が続いています。