2011年7月24日日曜日

フルーツの丸かじり




午前中、ちょっとお腹が空いたけれどお昼前に何か食べるのも、
と思ってテーブルのフルーツボウルにあった桃を一個とり、
サッと皮を剥いてそのまままるかじりしてしまいました。
誰も見ていないし...と思って。
やっぱり美味しかったなあ、まるかじり。

いつでもがぶっといけるように、ダイニングに置いてあるフルーツ。
今は大好きな桃とプラムの季節でもあるのとくに嬉しい!

冷やしてから一口サイズに切って食べることももちろんありますがやはり味も、ジューシーさも、そして楽しみも全然違います。包丁を入れるたんびに美味しいジュースが少しずつ逃げていくような気がしてしまうのでどうせならがぶっといったほうがジュースもしっかり味わえて、なんだか本当に「フルーツを食べてるー!」といった気持ちになれるのです。

欧米ではフルーツボウルにある果物はちょっと拭いてそのままガブッと食べるのが主流。
リンゴであったり、洋梨、プラムや桃など。シャツの袖や裾でささっと皮を拭いてそのままかぶっといきます。

テーブルを通り過ぎながら、歩きながらがぶっと。

それに、皮に一番栄養があると言われていますよね。
でも、日本の桃は毛深いから皮ごと食べるのにちょっと抵抗があるので剥きます。リンゴもあまりにもきれいにワックスでピカピカ輝いている時は剥かないと食べる気になりませんし。

ヨーロッパの人にとっては果物はデザートとしてはあまり食べません。デザートとは、最後に口直しのちょこっと、といった感覚ではなく、コース料理の一部でしっかりしたものを食べることが多いのです。パイやケーキ、ムースやブリューレなど。またはアイスクリームにフルーツが添えて、とか。

もしチーズのコースもあれば、そこにフルーツが出ます。チーズとフルーツの相性は抜群!

フルーツとはどちらかというとちょっと小腹が空いたり、おやつとか、何となく食べたくなる時につまむものであったり、お料理やお菓子作りに使う材料。あまり冷やして食べることもなく、わざわざ皮を剥いたり、切ったりするほどのものではないと思っているようです。(もちろん、オレンジやバナナのような皮を食べれないフルーツは別です!)子供のお弁当でも、丁寧に剥いて切ったリンゴではなく、そのままかじれるリンゴ丸ごと一個がよく入っています。

手や口の周りが汁だらけでベタベタになるけれどそれもまた美味しさのひとつ!それだけ熟していてジューシーだということなのです!


フルーツボウルとはほとんどの家庭にあるインテリアの一部でもあります。ダイニングやキッチンのテーブルには大きなフルーツボウルが必ずと言えるほど置いてあります。 なのでこだわる人は部屋の色使いを考えながらフルーツを選んだりします。


ちょっとシックな色使いのダイニングであればイチジクやプラム、洋梨のような、渋い系の色のフルーツを浅めのボウルにアレンジしたり、明るい元気な雰囲気のキッチンであればオレンジや真っ赤なリンゴなど、ヴィヴィットな色のフルーツをモダーンなボウルに入れたり。


お花と一緒ですね。もちろん季節によって果物も変わるので季節のフルーツを美味しく味わいながらインテリアにも季節感を楽しめるという、ダブルな役割。 そうなのです、フルーツとは食べられるインテリアなのです。
いつでも、がぶっと。