2012年7月26日木曜日

テマヒマかけて


東京ミッドタウン21-21 Design Sightで開催中の「テマヒマ展<東北の食と住>」に行ってきました。


素敵なモノ、美味しそうな食材がいっぱいの素晴らしい展示会でした。

でもただ素敵であったり美味しそうだけではありません。

それぞれのモノは職人さんの手によって、手間ひまをかけて作られています。
職人さんの想いや情熱、モノが持つ独特な伝統や歴史がいっぱい詰まっているものばかり。

最近、人とは「時間」の大切さを忘れてしまい、「便利」
というものについつい誘惑されてしまう時代になっています。

「便利」とは本当にそれほど良いものなのでしょうか?
何もかも時間や手間を省くような「コンビニエンスな暮らし」とはけして面白い暮らし方ではないような気がします。

「便利」を完全になくす必用はなくても、日々の暮らしのなかでの「便利」と「手間ひま」のバランスが大切です。


日本の素晴らしい伝統や文化を支えているのはこのような職人さん達なのだと思います。

出口の手前にある小さな空間には展示されているモノを作っている職人さん達ひとりひとりの手の写真が並んであります。

まるでモノ作りのストーリーを語るような手がいっぱい。それぞれに表情があり、ついつい立ち止まって、ひとつひとつの手にお礼を言いたくなります。


家に戻ったらちょっと前に買ったばかりの南部鉄器のティーポットで紅茶を入れました。

今日の紅茶、特別に美味しかったです。