2012年3月12日月曜日

どうでもいいものほど収納が難しかったりして


手芸などで使って余った布製のリボンは、また何か作る時のために箱にいれてとっておいてあります。小さなプレゼントにちょうど良いぐらいの長さでもあります。

収納はできるだけ簡単に、分かりやすく、そしてきれいに見えるのが自分なりのポリシーですがそれほど細かいわけでもありません。多くのものはざっくりと分類して収納しています。 リボンもその一つ。そのまんま箱にポイッと入れていました。



しかし、その箱に問題があったようです。昔かわいいと思って買ったハート形の箱は大きさや形のせいか、納まりが悪く、邪魔になり、なかなか一カ所に定着できずにあっちに置いたり、こっちに置いたり。ものの整理をしていてもいつも最後まで残り、「さあ、これは何処に置こう」と悩んでしまうような、ちょっと困った箱でした。
中身もたいしたものは入っていないのに...

かわいいと思っていた箱がだんだんと「イライラ箱」になってきていました。

でも箱のせいにするなんてひどいですよね。問題は箱ではなく、私なのですから。箱を選んだのは自分ですし、邪魔になっているのにもかかわらず長年リボンを入れ続けていたのはこの私なのですから。箱が悪いのではなく、納まり悪い箱を使い続けていた自分にしか責任はありません。

このままだと一生この箱に降り舞わされそうなのでなんとかすることに。

リボンを整理するのに30分もかかりませんでした。小さく巻いてクリップでとめたら全体のボリュームが1/3に減少。問題のハート型の箱はゴミ箱の中へ。

たまたま家にあったIKEAのマグネット付きの3個のキャニスターに色分けしたリボンがぴったり収まりました。




キャニスターの透明の蓋の部分に好きな柄の紙を入れたら出来上がり。

たった30分でこんなコンパクトに!


イライラの原因は中身がたいしたものではかったからだったと思います。
大事なものや日々使うようなものほど大切に保管したり、決まった置き場所を作ってあげるようと心がけます。 簡単に出し入れできるように、きれいに見えるように、邪魔になったり、他のものに邪魔されないように、と考えながら。

でもリボンはある意味、「どうでもいいもの」でもあったから優先順位が低く、箱をしまう場所を見つけるのがいつも後回しになり、その結果邪魔になってしまっていたのだと思います。「どうでもいいもの」ほど収納が適当になってしまうのかもしれません。

不思議なことに、リボンを整理して素敵なキャニスターに入れてから急に「どうでもいいもの」から「持っていてよかった」と思うようなものに変わりました。置く場所や置き方をちょっと変えただけでそのモノに対する考え方も変わるとは面白い発見でした。