2011年11月7日月曜日

トスカーナの小さな村の物語


ご無沙汰してしまいました。

先週ヨーロッパから戻りました。
ベルギーとイタリアで過ごした本当に素敵な12日間でした。

イタリアで滞在したのはトスカーナにある小さな村、Doccia にある妹のナオミ宅。家が20件ほど、集会場、レストラン1件、ピザ屋さんが1件しかないところ。お店もなく、銀行も郵便局も交番もありません。パンや牛乳ですら車で10分ほど坂道を下ったところにあるポンテシェーベの小さな町まで買いに行かなければならない、自然に囲まれた静で平和で美しいところです。


ドッチアに到着。周りはオリーブの木しかありません。


村に入ってきました。この先すぐ右に曲がって家がまた数件あり、
そこを過ぎたらまたオリーブ畑です。


ナオミのベッドルームからの長め。
イタリアの典型的な黄色い壁とテラコッタ色の屋根の向こうに広がるのはトスカーナの山々。毎朝起きた時にまず見えるのがこの景色とは、本当に羨ましい。



ここはトスカーナの有名なChianti Rufinaの地域。美味しいワインがたくさん造られている場所です。ブドウの収穫は終わってしまいましたがちょうどオリーブの収穫の真っ最中でした。その話はまたこんど!

妹のナオミが働くアグリツーリスモにちょうど日本からのお客様が3組いらしていたので飛び込みでナオミがガイドをするワインツアーに参加できました。景色も美しく、ワイン造りの説明も面白かったのですが何より感動したのはナオミが全てほぼ完璧な日本語で説明をしていたこと! 15年間イタリアに住み、日本語を忘れかけていたところ、2年ほど前に日本からのお客さんを相手に仕事を初めて日本語をまた復活させたのです。復活どころか、前よりかなり上手になったぐらいだったので妹がそれほどがんばっているのを見て姉としてはこれ以上心配はしなくてもいい、と少し安心です!


ブドウ畑で遊びナオミの二人の娘達。田舎でのびのびと育っています。


 ワインの説明をするナオミ。説明が終わるといよいよテイスティング。 その後、農場が経営するレストランでワインを楽しみながらのディナータイム。長い時間をかけて、食べて飲んで会話を楽しむのがイタリアンスタイルのディナー。大好きな人達と一緒に美味しいワインや食事を楽しんでいるとあっという間に夜中になっていました。
旅の疲れなんて出る暇もないぐらい楽しい、そして忙しい旅行でした。