2019年2月8日金曜日

理想な暮らしができる住まい

インテリアづくりは理想な自分や、理想な暮らしをイメージしてみるところから始めるのが大切だと思います。

この空間で何をしたいのか。
どんな暮らし方をイメージしているのか。
ここにいる自分はどんな気持ちなのかを想像します。

理想や夢で良いのです。
理想から現実へつなげていくのはこの後のステップですから。

例えば寝室の場合、快適に眠れることはもちろんのこと、
朝、起きた時の自分をイメージします。
どんな気持ちで起きたいか。
どのような空間に自分がいるのか。


これが私の夢の朝時間です。

大きく伸びをしながらゆっくり目を開けます。
この瞬間、これからの一日が楽しみになり、わくわくします。
ベッドは快適で、上質なリネンのシーツの肌触りが最高。
理想の世界では半袖の白いコットンのパジャマを着ています。

開いている窓から吹いていくる優しい風にゆっくりなびく
真っ白な薄いリネンのカーテン。
 カーテンが動くたんびに、暖かい日差しが覗きんできます。
ちょっと眩しいぐらい。

ベッドから立ち上がり窓へ行き、
両手でカーテンを開けてまた大きく伸びをして深呼吸。

外に見えるのは庭。芝生がまだ朝露でキラキラと光っています。
そして大きな木が1本。木からは小鳥の鳴き声が聞こえてきます。

そこにいる自分は裸足。
無垢の木を白くペンキで塗った床を裸足で歩くとどこかスーッと気持ちが落ち着きます。天然素材の優しさでしょうか。

開いているドアから淹れたてのコーヒーの香りが。
夫がつくるコーヒーは特別に美味しい。
( 現実ではいつも朝はミルクティーですが、やっぱり香りはコーヒーですよね)

ようやく目が覚めた愛犬ボニーも大きな伸びをしてから立ち上がります。
そして一緒に1階へ。
階段にはジュートのラグが敷かれていて、ザラザラしているけれど
素足の裏のこの触感は結構好き。
老犬であるボニーも、これで滑らなくて安心です。

キッチンへ行き、勝手口のドアを開けるとボニーが嬉しそうに庭に出ていきます。
ドアはそのまま開けっ放し。理想な暮らしでは毎日お天気が良いから。
ボニーが自由に出入りできるようにしてあげられるのも私の理想。

キッチンのテラコッタの床が冷たくて気持ちがいいです。

壁が白でチャコールグレーにペイントしたキャビネットがあるキッチンの真ん中にはパイン材でできた正方形のアンティークの大きなテーブルがあります。テーブルの真ん中にはたくさんの白いマーガレットが入った大きなジャグ。
まるで昨日、庭から摘んできたような無造作な飾り方。

椅子を引いてそこに座り、夫が淹れてくれた濃いめのコーヒーにミルクをたっぷり注ぎ、
テーブルの上に置いてある新聞を手に取って目を通しながら夫と会話をしている自分が
とても幸せで落ち着いているように見えます。



現実に戻りましょう。

この理想の暮らしをそのまま実現するには今の家から引っ越し、
場所も移り、新しい家を建てるかその通りにリノベーションができる古い家を探すことになるでしょう。

でも、この理想の朝の中には今の住まいに取り入れられる要素もたくさんあれば、
すでに取り入れていることもあります。
こんな理想を想像しながら、住まいづくりを楽しみ、
自分の夢を現実に近づけるのです。

目をつぶって、ゆっくり深呼吸をしながら夢の1日を描きます。
夜、寝る前にとか疲れている時、リラックスしたいときなど。
ノートに書いたり、
ボードに写真を貼りながらイメージをつくりあげていくのも一つの方法です。

インテリアや見た目のことだけではなく、
実際にその空間にいる自分を想像することが大切です。

家づくり、部屋づくりは理想な暮らしに向けてのあくまでも途中のプロセス。
最終的な結果はその出来上がった家や部屋にいる自分がどう過ごすか、
どのような気持ちになれるかです。


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