2016年6月12日日曜日

パッキンを取り替えたことのお話

キッチンのこのラックは、ベルギーで暮らしていた頃から
ずっと使い続けてきたガラスの保存容器に合わせた作ったもの。
形も一般的なガラス容器とちょっと違って気に入っています。


でも使っているうちにやはりパッキンがだんだんと固くなり、
ボロボロに。
せっかく好きな容器なのに、買い換えたくないと思ってそのまま使用。
でも、容器気に入ったいるだけではなく、
この棚を瓶に合わせてしまったというのももう一つの理由。
お店で探しても、同じサイズの物がなく、
大きすぎるか、小さすぎるか。
小さいのだと、量も入らないし...

そのうち、作り直すか、と諦めかけ、
家で撮影をしていたある時にそんな話をしたところ、
担当編集者が「パッキンだけ替えれば良いのでは?」と一言。

パッキンだけ取り替える...
考えもしなかったこと。
でもよく考えると、パッキンが劣化したために
容器ごと全部捨てて買い換えるとはちょっと変な話。

でもベルギーで20年以上も前に買ったものだし、
サイズとか、あるのかしら?
と思っていたところ編集者さんからメールが。

「パッキン、IKEAにありましたよ」と。

今まで何回、容器を見にIKEAへ行ったことやら。
早速行ってみらたら、ガラス容器の横にパッキンがあるではないですか。

すぐに買ってすぐに取り替え。


サイズもぴったり。
左の容器を見ればどれだけボロボロだったのかがわかります!
なんて恥ずかしい。

こんな基本的なことに思いつかなかった自分がなんだか情けなく思いました。
たとえ高価でもなんでもないものでも、
直せるのであれば、直したいですよね。

すぐに「買い換える」と思わないで、
使えるものはこれからもずっと長く使いたいです。
何もかも消耗品だと思わないで、一生使うつもりで物を大切にするべきです。
それが家具であっても、キッチンの小さながガラス容器であっても。