2015年5月15日金曜日

写真を飾ること

昔は家に写真をたくさんたくさん飾るのが好きでした。
若いころってそうなのかもしれませんね。
友達と楽しく過ごした写真とか、
旅行の写真とか、もちろん家族の写真も。

フレームに入れてコンソールテーブルにいくつかまとめて置いたり、
壁にたくさん飾ったりして、
自分の人生を語るちょっとしたギャラリーにしていた時代もありました。

それが、いつのまにか写真が減ってしまいました。
どうしてかわかりませんが、ただ好みが変わっただけだと思います。
もっとシンプルなのが好きになったのは確かです。


今は家のところどころに1〜2点さりげなく置いている程度。
写真が目立つというよりも、他のと一緒になんとなく写真もある感じに。
でも、そのなんとなくある感じがまた反対に部屋に溶け込んで
ナチュラルに見えるのかもしれません。

唯一たくさんまとめて飾っているのが仕事部屋の本棚の上。
マグネットで壁につけたり、フレームに入れたり、麻ひもから吊るしたり、
いろいろな方法でここ一ヶ所にまとめています。


このぐちゃぐちゃといった感じが好きです。
一ヶ所だけだから許せる、ということもありますよね。
母の写真や愛犬たち、主人とフランスのボルドーへ行った時の写真や、
ベルギーに住んでいたころから15年間飼っていた猫のマキちゃんの写真。
でもやっぱり犬の写真が多いなあ。

とくに多いのは一昨年天国へ行ったベイリーの写真。
フォトジェニックで写真が撮られるのが大好きだったベイリー。
家のあちらこちらにあります。



リビングの本棚の上がベイリーのメインスポットです。
友達が撮ってくれた、与論島で泳いでいる大きな写真と、
亡くなった時にいただいたお手紙やベイリーの愛用品と一緒に飾っています。

トイレにいるのもまたベイリー。
パンツハンガーを使ってドアに吊るしています。
ちょっと「鼻デカ」で可愛いでしょ?


階段のところにもまたベイリー。
実際にこの場所で撮った写真です。
階段を上るのが辛くなってきた頃、
いつもこうやって階段の下から見上げていました。


母が大切にしていた写真も、仕事部屋にある母の本と一緒に飾っています。


3人姉妹がそれぞれ赤ちゃんだったころの写真。
母も、この写真を机の一番目立つ場所に置いていました。
この写真を見ながらあの大人の小説を書いていたと思うとちょっと違和感ありますが、
きっと娘たちがまだ口答えもしない
一番可愛いかった時の写真を見ながら気持ちが癒され、
仕事が進んだのでしょうね。

私が一番好きな写真は、子どものころ妹のマリアと撮ったツーショット。


当時カメラマンだった叔母が撮ってくれた写真です。
これも仕事部屋の目立つところに置いてあります。

我が家の写真はこんな感じです。
もうちょっと家族とか、旅行で撮ったきれいな写真も飾ってもいいかなあ
と思うこともありますが、とりあえず今はこれで結構満足。
自分にとって深い意味のあるいい写真だけを飾ることで
より楽しめているような気がします。