いつの間にたくさんたまってしまったボタン。
新しい服について来る予備のボタンは寝室の洋服ダンスの上に置いてある
ミニチェストの引き出しの中に入れていました。
運が良いのか、今までスペアボタンが必要となる状況もあまりなく、
ボタンはずっとしまいっぱなしの状態に。
でもそれは多分うちだけではなく、多くの方もそうなのでは?
久しぶりに引き出しの中を見てみるととっくの昔に捨ててしまった服や、
どの服のものなのか全く分からないボタンがいっぱい。
着なくなってしまった服はぽいぽいと捨てていても、
そのスペアボタン達のことはすっかり忘れていました。
ボタンって、家にあるモノの中でも最も小さなモノかもしれません。
小さいからかあまり邪魔にならず、それほど使うことがないから
気にもなっていませんでした。
箱とか缶とか、小さな入れ物がひとつあればなんとか収まってしまいますよね。
どちらかと言えば分かりやすく、
ざっくりとモノを収納したい自分にとってはこれで十分。
ソーイングキットの中に入れてしまう人もいれば、
どの服のものかを書いたラベルを貼っている人や、
小さなビニール袋に入れて小分けしたり、
新しい服を買ったらすぐにスペアボタンをその服の内側のどこかに
縫い付けてしまう人も。
服に縫い付けてしまえば確かに、着なくなって捨てる時には
ボタンも一緒に捨ててしまうことになるので一石二鳥かもしれませんね。
でも今になってあまり几帳面にボタンの管理をしていなくて
良かったと思えました。
久しぶりにこのボタンが入った小さな引き出しを開けた時、
何年も前に捨ててしまった懐かしい服と再開したような気分に。
そしてあのコート、あの時に着たワンピース、あの国で買ったスーツなど。
二度と着ない服にいつまでもしがみついていても
ものがどんどんたまって行く一方となってしまうけれど、
ボタンぐらいはとっておいても良いかもしれませんね。
でもそれ以外の、あまり意味のないボタンはこの機会にゴミ箱へ。
ボタンの引き出しはこれですっきり、再スタートです。