何度も繰り返して読む本は誰 にでもあると思います。
ぼろぼろになりながら、大切に本棚に置いてあるあの一冊。
先日、あるパーティーでそんな話題で盛り上がりました。
家に帰ってすぐに本棚から取り出したのが
母に勧められて二十歳ぐらいの時に初めて読んだ
マーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」。
もうかなりぼろぼろな状態。
それは二十数年間何度も読み返してきた証。
読む嘆美に新しい発見があったり、違うもの感じたり、
毎回新しい本を読んでいる気持ちになれるのがいい本。
と同時に、懐かしい気持ちにさせてくれることも。
まるで古いアルバムを見ているように、
その時に感じたことや、昔その本を読んだ時の気持ちや
シチュエーションを思い出したり。
「良い本はなかなか手放せないよね。どんどんたまって行く一方よ」
と私が言うと、一緒にいた友人の面白い一言。
「ヘザ―は洋服とか、他のモノに対しては厳しいのに、本はまた別なんだね」
確かに、そうかもしれません。
大好きな本は、家にある他のモノとはちょっと違うような...
どちらかと言えば、暮らしを共にしている
仲間に近いような存在かもしれません。