いつからか覚えていませんが、かなり前から象さんが大好きでした。ゆっくりした優雅な動き、そして優しい目。
そして気に入ったのを見ると買ってしまうのが象さんグッズ。置きもの、ぬいぐるみ、キーホルダーなどなど。象さんだから何でも良いわけではないけれど、本当に気に入った象さんを見つけるとついつい買ってしまいます。
なんとなく「テーマ」があると楽しいですね。いい象さんを見つけた時には幸せな気分になります。そして部屋に飾るものにもテーマがあると全体がまとり、本当に好きなものを飾っているわけだから部屋に個性ができ、温もりで溢れてくるような気がします。
そんな象さん好きな私に、素敵な出合いが。
昨年の夏、インテリア雑誌, Bon Chicとペンキ会社のカラーワークスさんとの企画で我が家をペンキリフォームしていただくことに。かなり前からペンキを塗りたいと思っていたにもかかわらず、なかなか実現できなかったのは心の底でこの運命的な出合いを待っていたからに違いありません!
使ったペイントはイギリスのFarrow & Ballのもの。とても優しい質感で色がため息が出るほど美しい。すべての色の小さなサンプルポットも売っているので気になる色をいくつか選び、塗る場所に試し塗りができるのがとても便利。洋服だって試着するし、メイクだってお店で試してみるのだからお部屋に塗るペンキも同じように、ぴったり合うものを見つけるためにはやっぱり試さないと。
試し塗りのポット、こんなにかわいいのです。 |
リビングの窓周辺のアクセントカラーとして使う色は3色ほど気になるのがあったため、3色ともクロスの上から試し塗りをしてみました。
Farrow & Ballのペイントのもうひとつ好きなのがそれぞれの色についている名前。例えばダイニングの壁に選んだのがCharleston Grayといった温かみのある濃いグレー。 全体に使った優しい白の名前はPointing。その他に、Mouses Back (ネズミの背中)、Picture Gallery Red(画廊の赤)など、本当に色のイメージにぴったりで面白い名前がたくさんあってカラーチャートを見ているだけでも楽しい。
リビングで試した3色は朝、昼、晩と光の変化によってどのように見えるか、照明を当てたらどのように変わるかなどを見ながら最終的に一番気に入った色に絞り込みました。
選んだ色の名前がElephants Breath...「象の息」。
我が家のリビングに最も合った色でだけではなく、名前もぴったり!
その色がまた素晴らしい。光によっては、天井や手前にあるPointingの白い壁のさりげない陰に見えたり、全く違う色に見えたり。時には薄いグレーに見えたり、紫っぽく見えたりもするのです。優しい、さりげない色。そして白いソファにもぴったりのバックグラウンド。
Elephants breath, 象さんの息ってそんな優しい息なのでしょう。
我が家の象さんがまたひとつ増えました。
今日はカラーワークスさんのパンフレットのための撮影。 皆様、お疲れさまでした! |