2011年2月21日月曜日

マイナスからプラスへ part 1


最近、日本人の「モノ」に対しての意識が変わってきたような気がします。どちらかというとモノを持つことではなく、「持たない」ことに意識が向かれていますね。モノに振り回されない、すっきりした生活を目指す人が増えてきているようです。

家にはけっこうたくさんのモノはありますよね。毎日使うモノから持っていたことを忘れてしまったモノまで

そんななか、現在の「モノを減らす」ブームは日本人の家庭に新鮮で良い風を吹き込んでいるように感じます。

でも、ただモノを減らせば良いだけではないと思うのです。

時々思いっきり減らしても良いのですが、まずはモノに対する意識を変えないとリバウンドしてしまいがちです。たまったら捨てるのではなく、もともと持ちすぎないにはどうすれば良いのか、そんなところから考える必要はあります。



自分に似合った生活をするのが大切です。極端にモノを減らして最小限の持ち物で生活するのもはたしてみんなに合っているのかというと、多分そうではないと思うのです。不慣れな生き方をするのも良くありません。絶対に続かないし、幸せに思えない。

そう。モノに囲まれて幸せを感じる人もいるのです。

私もある程度のものに囲まれて生活が好き。大切なのはそのモノの内容です。本当に好きなモノ、意味のあるモノ。

モノと共にどのように生活をするかを考えることが大切なのです。モノとの付き合い方をまず理解できれば生活もかなり楽になり、おうちもより居心地の良い場所になるはずです。


去年の暮れ、「クロワッサン」のお仕事でスタイリストの中山まりこさんのお宅にお邪魔しました。中山さんのお家はとても素敵。さすがスタイリストさん、持っていらしたものひとつひとつがセンス溢れていておしゃれでした。でもとにかくモノの量が多かったことにお困りで今回この企画にご協力をいただきました。 おうちにお邪魔してお話を伺いながらアドバイスをさせていただきました。
そして10日後に再び訪れてびっくり!モノの量が減り、かなりスッキリ、そしてお部屋がとても素敵な居心地の良い空間になっていたのです。ちょっとした考え方と気合いで本当に変わるのですね。
不要なものはかなりの量を減らしたと同時に好きなモノは残してそれを生かすようにすることが大切であることをお話したら、本当にその通りになっていました。家族の写真、大切な品々は一つ一つが美しく見えるように飾られてあって、余計なものは捨てたり、見えない場所に丁寧に収納してあったのです。

数週間後、担当編集者から連絡がありました。「実は中山さん、おうちをきれいにされてから急にお仕事が増え、とてもお忙しくなってしまったようです」と。風水や占いのことは全く何も知りません。ただ効率が良く、そして見栄えも良くなる片づけ方やモノの置き方のアドバイスをしただけです。でも家がすっきりすると住んでいる人の気持ちもすっきりし、そのポジティブなエネルギーは必ず周りの人にも反映するはず。 きっと中山さんにはそんなプラスのオーラがつかれたのでしょう!

to be continued....