先週末は京都へ行ってきました。
20数年ぶりの京都。
14年前に日本に戻って来てから、いちばん行きたい街でもあったのに
なかなかチャンスがなく、やっと実現できたこと、嬉しいです。
泊まったのはシンプルで可愛いプチホテル。
旅館とプチホテルの間と言っても良いかもしれません。
オシャレなカフェの2階に客室が5部屋あるだけ。
古い建物の特徴をそのまま生かしながら、
ちょっとしたフレンチなテイストが加わって
とても居心地の良いお部屋。
フランス人がデザインするとしたら、こんな風にやるだろうな、
と思うようなインテリア。
テレビもなく、コーヒーやお茶を作るポットなど、
無駄なものはいっさいなし。朝ご飯もないホテルです。
それでも不自由だと思わないのも京都だからかもしれません。
テレビのないホテルのお部屋は新鮮さを感じるぐらい。
第一、旅行している時は本当にテレビなんて必要なのかしら?
でも部屋にあるとついついつけてしまいますよね。
夜、寝る前とか、朝起きるとまずリモコンを手にとって
ニュースをつけたり。たいして見ているわけでもないのに。
テレビのないホテルの部屋からは、
昼間は1階のカフェの音、外を歩く人々の音など、
京都の日常を感じさせるような古い街の自然な音が聞こえ、
「京都に来たな〜」と思わせてくれます。
そして夜は周りのカフェやレストランも閉まり、
外はとても静か。
朝になると、街が少しずつ起き上がる音が聞こえてきます。
それは、京都の街と一緒に、自分も起き上がるような
とても温かな気持ちにさせてくれます。
なんだか自分はただのツーリストではなく、
今、この瞬間は街の一部であるような気持ちに。
素敵な週末でした。