2022年11月16日水曜日

鏡のあるリビング

Hello & Welcome!
Home Life Style のヘザー ブラッキンです。
生まれ育ちは日本。父はイギリス人、母は日本人。

東京を拠点にインテリアコーディネートやコンサルティング、
収納スペースのデザイン、インテリアスタイリングの仕事をしている
インテリアデコレーターです。
得意は海外生活やイギリスのバックグラウンドを活かした海外スタイルのインテリア。
海外映画やドラマ、雑誌で見るような暮らしのシーンをつくるお手伝いをしています。

このブログではインテリアをはじめに、暮らしをトピックとしたことをアップしています。
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では、本日のブログ投稿、

我が家のリビングの鏡のお話です。



大きな鏡が寝室からリビングに引っ越してきました。

以前ここにあった巨大ポスターは色柄が多く、
最近それが自分的にうるさく感じてしまうようになり
よりシンプルにと思って少し模様替えを。

鏡に映るのは部屋の風景。
部屋にあるものや色だけがそのまま映り込むので自然と部屋に馴染みます。
そして空間が広く、明るく感じられる効果も。

ヨーロッパでは暖炉の上に鏡を掛けているリビングがよく見られます。
人が囲む、部屋の中心となる暖炉周りは自然とフォーカルポイントになり、鏡に映る部屋の風景を楽むことができ、開放感も生み出されます。

一説によると、中世ヨーロッパでは騎士が暖炉を囲んで身体を温めていたり、
リラックスしている時でも鏡に映る部屋の入り口が見えていることで
自分達の身を守れるために鏡があったとか。

また、別の説では電気が普及する前はキャンドルの光を反射させ、
部屋を少しでも明るくするためという話も。
どちらも納得するような説ですね。

今ではあくまでも装飾ではあっても、
光の反射や部屋に開放感を与えることには変わりません。

立ったり座ったりしている場所によって
映り込むシーンが変わるのが鏡の魅力の一つでもあります。

リビングからはダイニングのテーブルがあるシーン。
無垢の木のテーブルのスラーっと長い脚。
ダイニングチェアの白くて質感の優しいファブリック。


ダイニングからはリビングがのシーン。
ジュートのラグやリネンのカーテンの下の部分。
オットマンにのせているもこもこのラグなど、意外と低い位置にたくさんの異なる素材感をより意識するようになりました。


そして床がそのまま鏡の中へ続いていくようでかなり広がりが感じられます。

鏡が低めのアーチ型の入り口であり、その向こうにまた別の部屋があるような。
アーチの下を潜って入れそこは別世界、と童話に出てきそうなことを妄想したり。

愛犬ビリーはまさにそう思っているらしく、よく鏡の中を見つめています。
あっちへ行きたい。このアーチの向こうからじーっと見つめてくるわんこと遊びたい、
と思っているのでしょうか。
それともただのナルシスト?

鏡は壁掛けももちろん素敵ですが、
このサイズですと我が家には掛けられる壁がなく、床置きにしています。

それに、もし今のリビングで壁に掛けてたり、高い位置に鏡を設置したら映るのは
主に白い壁とその前を通る自分になるでしょう。
自分を見るための鏡でもなく、白い壁だけが映るだけでも面白くありません。

部屋のデザインや広さ、鏡が向く角度にもよりきりですが、置いた場所とのバランス、
そして映り込むものを意識するのがリビングでの鏡の楽しみと思うと
より素敵な演出につながります。

リビングに、アートも素敵ですが鏡もぜひおすすめです。
形やフレームのデザインにも拘って、素敵なアクセントに。



Thank you for reading!

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