2019年3月22日金曜日

春の模様替えのためのインテリアカラー

Hello and Welcome!

Home Life Styleのヘザー ブラッキンです。
イギリス人の父、日本での暮らし、長年のヨーロッパ生活、
インテリアデザイナーとしての仕事から得た
インテリアのこと、収納のこと、暮らし全般のことを発信しています。


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東京では桜の開花発表もあり、いよいよ本格的に春の気配が感じてくる頃です。
来週ぐらいはお花見も楽しめそうですね。

春の模様替えもしたくなる頃です。

日本での春の人気カラーといえばやはりピンクかな?

日本の暮らしや風景、様々な伝統の中で新しい始まりを象徴する色だと思います。

春に咲く桜の色に合わせてちょっとしたピンクのアクセントカラーをインテリアに加えたら部屋の中も一気に春らしく変身するはずです。



欧米のキリスト教徒の国々では春といえば最大イベントは復活祭、イースターです。
今年のイースターは4月21日。日本でも最近少しずつ話題になっていますね。

卵を鮮やかに塗ったイースターエッグをご存知の方も多いでしょう。

そんな欧米の人たちは3月ぐらいから
イースターに向けて少しずつ春の模様替えを始めます。
イースターはクリスマスのようにこれといったデコレーションはありませんが、
黄色や新緑のような鮮やかな緑をアクセントに、
部屋を春らしく演出するのがポピュラーです。

黄色はイースターを象徴するスイセンの色。ヨーロッパでは日本より少し遅く、
ちょうど4月頃に咲くことからイースターの花として知られ、
人に贈ったりもします。
チューリップもまたイースターの人気フラワー。
4月の中旬にはオランダのチューリップシーズンがピークを迎える頃です。



その一方、トレンドもあれば皆さんのインテリアへの意識がレベルアップしていることもあり、最近では季節の模様替えは色ばかりではなくなってきている傾向も見られます。
(昔のヨーロッパだったらとにかくあらゆる場所に黄色を使えば良い、みたいなところもありました。若い頃の自分の部屋を思い出すと今ではゾッとします!)

とくにニュートラルが人気の今、
春になるとより明るいニュートラルトーンを取り入れたり、
色より質感で季節を表す人も増えてきました。
気温も上がってくると軽めで肌触りの良いファブリック、天然素材など、
自然界をより身近に感じられるような素材を使いたくなるのでしょう。

そこに少しだけピンク、黄色、またはグリーンをプラスすれば部屋もパッと春らしく、
ハッピーは表情に変わるはずです。
花でもクッションやスローの中の小さな模様でも、コーヒーテーブルの上に置く本でも。

春は新しい始まりの季節です。
小さな模様替えで新しい季節を迎えませんか?

こちらもぜひご参考に!
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2019年3月15日金曜日

寝室に欠かせない3点せっと:ベッド、ヘッドボード、そしてサイドテーブル

寝室のベッド周りで大切なのはもちろんベッド本体ですが、
それと同時にヘッドボードとサイドテーブルも一緒に考えたいものです。

この3つの要素を一緒に考えて寝室のインテリア計画を始めませんか?

そもそもヘッドボードとは何のためにあるの?
とよく聞かれることがあります。


見た目の良さはもちろんです。
完成度が高く見え、ベッド周り全体にまとまり感が出ます。
素敵なヘッドボードはフォーカルポイントとなり、
寝室のインテリアをつくりあげるとも言えます。

でもそれだけではありません。
背もたれとして使ったり、
枕がベッドと壁の間にズレ落ちるのを防止する役割もあります。

サイドテーブルはもちろん、照明器具を置くには欠かせません。
それに合わせて、本やメガネを置いたりもしますよね。
お水とか、寝る前に外したアクセサリーとかも。

ちょっとした物が収納できるタイプだとさらに魅力的です。
例えば引き出しがあったり、棚がついていたり。
チェストや小さな本棚も結構人気あります。


では、ベッドとヘッドボードとサイドテーブルがどう関係してくるか、
そしてどう選べば良いのでしょう。

一つはセットで揃える方法です。
それぞれをセットで買うか、一体型になっているタイプか。
でもものによってはちょっとひと昔風で面白みがない場合もあるので
マッチングしたい時にはデザインや素材にもこだわりたいものです。
全体がマッチングしているシーンはよりフォーマルで落ち着きがあります。


日本では、ベッドとヘッドボードがセットになっていることが多いですね。
サイドテーブルで少しヴァリエーションをつけるとより個性が出ます。

「難しいなあ」と思ったら、ベッドとの共通点が一つでもあるテーブルを
選ぶと統一感が出しやすいです。テイスト、または素材や色など。

最後に、ヘッドボードがついていないベッドの場合ですとどうでしょう。
我が家がまさにそうでした。
ヘッドボードを後付けにするのは海外では結構一般的です。
好きなファブリックで布張りのヘッドボードにしたり、
部屋の雰囲気に合った素材のものを買ったりオーダーします。

我が家の場合は手作り。
イメージしていたヘッドボードがなかなか見つからなかったため、
板を組み合わせて作りました。
ペンキを塗った、手作り感を生かしたヘッドボードです。



サイドテーブルも、雰囲気に合うものを探したのですが
良いと思ったものの天板の色が茶色だったため、
同じサイズの板をヘッドボードと同じ色に塗ってはめ込みました。
(幸いなことに取り外しができる天板だったので)

話は少し変わりますが、
先日、システム家具を専門とされるCuumaさんの青山のショールームで
イタリアの家具メーカー、メリディナーニーのプレゼンテーションに行ってきました。

そこで見た美しいベッドに思わずため息。

グレーのベースに布張りのベッド本体がのっかっていて、両サイドは
自由にサイドテーブルとして使う部分の素材や形が選べる、フレキブルで
自分なりにカスタマイズができるオールインワンタイプです。
片側はベースと同じ素材でグレーの箱のようなシンプルなテーブル。


反対側は大理石の天板。

全体がとても落ち着いた雰囲気ですが、サイドテーブル部分の素材を変えたことで
シンメトリーを少し崩すこととなり、よりインパクトが出ているように感じました。



そう、サイドテーブルをなにもシンメトリーに
お揃いにしなければいけないルールはありません。

全く違うテーブルをベッドの両サイドに置くのもなかなか面白いですよ。
そんな時の失敗をしないコツとしてはやはり共通点を持たせることです。
色か素材か形でも。


ベッド、ヘッドボード、サイドテーブルをまず考えてから
次にベッドリネンを選ぶと良いでしょう。

「寝室はだれも見ないから」といって優先順位が低くなってしまいがちです。
でも、人生の三分の一を過ごす空間だからこそ見逃したくないところです。
美しい寝室は快適な睡眠にもつながるはず。

ご自身のために素敵な寝室にこだわって見ませんか?

ヘッドボードについてもっと知りたい方はぜひこちらも合わせて。