1月もあっという間に後半が過ぎてしまいました。
2018年も順調にスタートしていますか?
今日は収納のお仕事についてお話をさせていただきます。
ベルギーでインテリアデザイナーとして就職を始めた頃、
インテリアに関して様々なことをやりながら、とくに多かったのが収納設計でした。
と言いますのは、ベルギーのようなヨーロッパの多くの国々では
100年以上前の建物のリノベーションの仕事が多く、
その様な古い家にはもともと、収納というものはありませんでした。
モノの収納は基本、置き家具を使っていました。
洋服はワードローブ、食器はカップボード、本はブックケースなど。
The Cotswold Company - 収納・クローゼットの写真はこちら - Houzz
そもそも、現代人より持ちモノはかなり少なかったのでしょう。
造り付けの収納はずっと後にできたもので、
インテリアのお仕事で携わった家の多くは収納がなく、
間取りを含めて収納を考えることがよくありました。
キッチン、テレビ台、本棚、クローゼットのデザインを数多く手がけてきました。
何を入れるか、どの様なモノをお持ちかを把握するのはもちろん、
ライフスタイルや動線を考える大切さもそのときに学びました。
そして日本に戻ってあれから20年、
再び収納の仕事に携わりたいと思い、住空間収納プランナーの資格を取りました。
モノの整理のお手伝いだけではなく、収納に関する根本的な問題を
モノの整理のお手伝いだけではなく、収納に関する根本的な問題を
解決するサポートをするのが住空間収納プランナーの仕事。
収納が使い辛かったり、動線が悪かったりすると
どうしても片付かなくなってしまうことがよくありますよね。
そんな問題を分析し、解決法をご提案をします。
間取りを見ながら、動線を再度考え直したり、収納の中身をその人の
収納したいモノやライフスタイルに合わせて工夫をしたり....
引越し前のご新居の収納をどのように使うかのアドバイス....
リフォーム前や新築の設計段階でその人により適した収納のカスタマイズも。
今になってよく思うのが、ベルギーで仕事していた頃は「収納」として
意識していたよりも、暮らしのスペースの一部として考えながら
収納スペースの設計をしていました。
でも、収納スペースとは本当にそうなのではないでしょうか。
ただモノをしまう場所ではなく、日々の暮らしの中での大切な空間です。
そんな空間がアクセスしやすく、使い勝手がよく、そして見た目も美しい収納の
ご提案を心がけています。
収納サポートにご興味のある方、ぜひお問い合わせください。