2013年9月30日月曜日

秋の一日


この時期になるとお散歩がまた楽しくなってきます。
外はカラッとしている日も多く、気持ちがいいですね。

























先日、奥多摩へドライブに行きました。
気がついたら9月の終わりで夏休みもとっていなく、
とりあえず一日だけ秋休みをとることに。

去年行った時に発見したお気に入りスポットが
茅葺き屋根の古民家にあるとても美味しいおそば屋さん。


























ここのアットホームでのんびりした雰囲気が好きです。




















縁側で食べるおそばと野菜の天ぷらは格別でした。







人間の楽しみが終わると次はボニーの番。





















川で遊ぶボニー、なんとなく小熊に見えません?
久しぶりの水遊び、楽しかったみたいです。

美味しいものを食べ、美しいものを見て、新鮮な空気をたっぷり吸って
かなりリフレッシュができた一日でした。

2013年9月24日火曜日

小さな引き出しの小さなサプライズ


IKEAのミニチェストの上に棚を作り、
キッチンの調味料や小物入れに使っています。
13年ほど前に作った、簡単DIY家具のデビュー作でもあります。




ミニチェストは昔ベルギーのIKEAで買ったので
今売っているものよりはかなり古いヴァージョンですが
まだまだ使える状態。
このシリーズは何回も形やデザインが変わっていますが、
昔のこのシンプルなタイプが一番気に入っています。

ミニチェストの上から、吊り棚の下までの寸法を測り、
調味料を入れるガラス瓶や、ハーブの入れ物の大きさに合わせて
上の棚を作りました。

出来上がった家具は最初はブルーのペンキを塗ったのですが、
ちょっと重たく感じたため、一年後ぐらいに白に塗り替えました。





















でも、引き出しを開けると中は最初に塗ったブルーのまま。

外側のペンキが乾いてから内側を塗ろうと思い、
一旦新聞紙に並べたところ、内側がブルーのままでも可愛いと思って
結局、中は塗らないことに。

(通常の場合、内側からまず塗って、乾いてから
外側を塗った方がきれいに仕上がりますが、
当時はまだそのようなことが知らずに適当に塗っていました)






















DIYの楽しさはこういったところにあるのだと思います。
やりながらの新たな発見、またはちょっとしたアクシデントが
勉強になり、そしてオリジナルで面白味のある作品につながっていくことも。

引き出しの中など、見えないところでのちょっとしたサプライズも
日常生活を楽しくしてくれます。


2013年9月20日金曜日

母から受け継いだ不思議な石


割れ目の入った、卵形の大きな石。

















この石を母にプレゼントしてくださった方は
この石が大好きでとても大切にされていたそうです。

そして母もこの石を、書斎の机の上に置き、大事にしていました。

一見ただの黒い石に見えるかもしれませんが、
実は、割れているところを開けると、
中に見えるのがアンモナイトの化石の刻印。



いつ頃のものなのか、どこから来たのかも分からないこの石は
今は私の書斎で母の写真と一緒に、大事に置いてあります。

母の手には少し大きすぎたのが、
私の大きな手にはすっぽりと入りちょうど良いサイズ。
冷たく、そしてずっしりと重たく、持っているとても気持ち良い。

片手で持っていたり、両手で握っていると体の中から
気持ちがすーっと落ち着いていくのを実際に感じさせてくれる不思議な石です。

時々開けて、アンモナイトが残した美しい模様を眺めますが、
通常は閉じたまま。

















開けっ放しにして飾っておいても、中身が消えるわけでも、
色あせたりするわけでもないことは十分に分かっていても
もしかしたら何億(?)年間も石の中に閉じ込められた状態だったものを
あからさまに開けっ放しに丸見えにするのも申し訳ない気持ちで
普段は閉じた状態でそっと眠らせたままに。

閉じたまま置いておくと、恐竜の卵に見えたりもして面白いです。


2013年9月13日金曜日

おいしいパン


パンが美味しければ美味しいほど、我家の食事はシンプルになります。
それはパンそのものの美味しさを楽しみたいから。
















白いごはんと一緒かもしれません。
お米が本当に美味しいと、おかずも何もいらないと思ってしまうように。

朝の場合はバターを塗るだけ。
それも美味しいバターだったらもっと嬉しい。

夜であれば、チーズやハム、それぞれ2〜3種類ぐらい。
それにナッツとドライフルーツ、あとはもちろん、ワイン。





















ベルギーに住んでいた頃、ベルギー人とは
温かい食事は一日に一回しか食べないことを知りました。

お昼にきちっと食べたら夜は軽く、パンにハムやチーズ。

お昼にパンやサンドウィッチなど、軽く食べた場合は夜はしっかりめ。

栄養が片寄ってしまうのでは、と心配な私はどうしても
ハムとチーズにサラダなど、野菜を何か添えてしまいますが
ベルギー人は本当にハムとチーズだけ。
サラダを一緒に出してもあまりに手を付けません。

イギリス人もそうですが、確かにヨーロッパ人、とくに北の人
野菜を食べる量は日本人と比べてかなり少ないです。

体が必用とする栄養分がちがうのかしら?

先日、初めて東京のル・パン・クォティディアンで
パンを買ってきました。





















ベルギーでは昔よくお世話になっていた
近所にあったパン屋さんが東京にまでやってくるとは
夢にも思いもしませんでした。

なんだか懐かしく、2年前にベルギーへ遊びに行った時に寄った、
昔よく行っていたお店での写真を探してみたらありました、ありました。

そうそう、あの時に食べたゆで卵は人生最高のゆで卵でした。
大騒ぎしたくなるぐらい美味しいゆで卵でした。

一個が3ユーロもするかなり高価なゆで卵でしたが
こんなに美味しければ、旅行中なんだからま、いいか、と思って
毎朝2個ずつ頼んでしまったぐらい。

















東京のお店のゆで卵はどうだかまだ試していないので分かりませんが、
懐かしいお店の雰囲気、懐かしいパンと出会えて
ちょっとタイムスルップしたような気分になり、嬉しかったです。

2013年9月9日月曜日

the end of summer light


夕方の散歩で少し肌寒いと久しぶりに思いました。
なんとなく秋っぽい夕方の空。

























のんびりした光になりました。
 少し涼しくなってボニーも気持ちがいいみたい。


























母のデビュー作「情事」の最初の一行、
「夏が、終わろうとしていた」
は全作品の中でも私がもっとも好きなフレーズ。

夏はどの季節よりも色々な出来事があるような気がします。
楽しいこともたくさんあれば、
悲しいことや大変なこと、不思議な出来事も。
子供の頃から、夏はいつも濃厚な季節でした。

毎年この時期になると思い出すのが母のこの言葉です。
色々な感情や想いが湧き上がってきます。


























9月はまだまだ暑い日もありそうですが、
これから夕方、そして夜は少し過ごしやすくなることを期待したいですね。

2013年9月5日木曜日

陰の魅力


2階のリビングへの階段を上がると手すりの下にこの陰が見えてきます。
















壁の反対側に置いてある背に高いキャンドルスタンドと、
2つの四角い、アイアンのキャンドルスタンドの陰です。





















この四角いアイアンのキャンドルスタンドは昔、
ベルギーのアンティークショップで買ったもの。
スタンドと言うよりも、中にキャンドルを入れるので
キャンドルホルダーと言った方が正しいかもしれません。

中のキャンドルを焚くと、壁に映る影がとてもきれい。
















でも日中の自然光でのさりげない陰も好きです。

部屋を見回すと、結構色々なものがさりげなく
壁に陰のモチーフをつくっています。

別のアイアンのキャンドルスタンドであったり、
















棚の上から吊り下がっている植物。





















アンティークの鳥籠の細かいワイヤー部分。
細かければ細かいほど、陰が面白い。

そして陰は立体感も出してくれます。
















時間によって見える影が違う。
それが光の楽しさと素晴らしさでもあります。